生活相談員研究室

ショートステイの生活相談員を「担当者会議に呼んでほしい」理由

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こんにちは。生活相談員のtakuma@takuma3104 です。

 

先日このようなツイートをしました。

 

 

ショートステイって他の在宅介護サービスと違って、

家族が旅行に行くときとか、何かあったときだけしか利用しないって人など、

ケアプランに載っていても、たまーにしか利用しないっていう人が一定数います。

 

ケアマネジャーの側としては、

忘れてしまっているのか、あまり利用しないのに参加を求めるのは気が引けてしまうのか

理由はそれぞれにあるとは思いますが、

とにかく

ショートステイの生活相談員が担当者会議に呼ばれない

ってことが、結構あるんです。

 

 

生活相談員の側としては、担当者会議には呼んでほしい。

それには理由があります。

 

理由は大きくふたつで

・利用者の今のADLを確認したい

・家族と直接会って話がしたい

 

このふたつです

 

このふたつの理由について、詳しくお伝えしたいと思います。

 

【生活相談員】サービス担当者会議で何をするの?3つのポイントを解説これから生活相談員として働く方の中には、サービス担当者会議(担当者会議)という言葉を初めて耳にする方もいらっしゃるのではないのでしょうか...

 

利用者の今のADLを確認したい

ショートステイはたまにしか利用しない人がいる

冒頭でも触れましたが、ショートステイと他の在宅介護サービスとの違いに、その利用頻度があります。

デイサービスやヘルパーなどは、基本的に毎週決まった曜日に利用することが多いです。

つまり定期的な利用になります。

しかし、ショートステイの利用頻度は人によってさまざまです。

毎週定期的に利用する人もいれば、月に1回ペースの人もいます。

また、旅行など家族に何か用事があった時にしか利用しない人も多く、その場合年に1回も使わないなんてこともよくあります。

 

そして、たまにしか利用しない方は、突然「利用したい」って連絡が来ることが多いのです。

「一度泊まりに来ているから大丈夫だろう」と油断していると、

「来てみたら以前と全然様子が違って慌ててしまった」なんてこともあります。

 

たまにしか利用しないからこそ担当者会議にはよんでほしい

担当者会議は、利用者の今現在のADLを知れる貴重な場です。

年に1回くらいは直接会って様子を見ておきたいし、何か変化があればその情報をショートステイ内で共有しておきたいのです。

そうすることで、突然利用の依頼が来たとしても、ショートステイ側としては慌てずに泊まっていただくことができます。

利用者の今のADLを把握するうえで、担当者会議はとても貴重な場なのです。

 

家族と直接会って話がしたい

直接家族へ営業のできる場

ショートステイは利用してもらってなんぼです。

そして、担当者会議は直接家族へショートステイのことについて話ができる(=営業)貴重な機会です。

 

ショートステイの生活相談員は、もちろんショートステイというサービスのプロフェッショナルです。

ケアマネジャーは介護サービスをトータルして熟知していますが、ことショートステイのことに関していえば、餅は餅屋で、ショートステイの生活相談員のほうが知識は豊富です。

ですので、ショートステイの生活相談員が直接利用者の家族とお話しすることで、新たにショートステイの価値を提案することもできるわけです。

 

例えば、家族のイメージの中で

「ショートステイはいつもいっぱいで予約が取りにくいから定期的には利用できないだろう」

と思っていたり、

「料金が高い」

と思っていたり、

「泊まりっぱなしで体が動かなくなってしまう」

と思っていたりすることがあります。

 

そこでショートステイの生活相談員の出番です。

家族の考えをくみ取り、

「定期的に予約することができること」

を説明したり

「料金」

を詳しく説明したり

「体を動かす機会があること」

を説明したりして、誤解を解いてあげます。

そうすることで、家族は確かな情報を得ることができ「ショートステイを利用してみたい」と思ってくれるかもしれません。

そう思ってもらえれば、営業成功です。

担当者会議の場は、ケアマネを通した間接的な営業ではできない、直接家族と会って直接家族へ価値提供のできる場です。

 

リスクマネジメントの視点

たまにしか利用しない人は、ショートステイのサービス内容に関してしっかり理解をしていないことが多々あります。

例えば

「ショートステイ中に発熱がみられたら、サービス中止となり退所していただく」

ということに対して、十分な説明がされていないと

「それじゃ困る!お願いしているんだから責任持ってショートステイで預かれ!」

といったクレームにつながることもあります。

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普段からショートステイを利用している方であれば、その都度ご説明する機会を作れますが、たまにしか利用しない人だと、説明する機会すら持てないのが現状です。

もちろ契約のときには説明しますが、一度説明しただけでは忘れてしまいますからね。

こちらも、一度の説明ですべてを理解していただけるとは思ってませんので、その都度家族へ説明をしています。

ですので、直接家族と会って話のできる担当者会議は、家族へショートステイの利用方法について知ってもらう貴重な機会となります。

個人的には

家族と仲良くなっておくことは、最大のリスクマネジメント

だと思っています。

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また、細かいことですが、緊急連絡先が変わっていないかも合わせて確認しておくと安心です。

たまにしか会わない方だと、「いつの間にかキーパーソンが変わっていた」ってこともありますからね。

 

 

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