こんにちは。介護施設で生活相談員をしているtakumaです。
わたしはこれまで、たくさんの新人職員さんと一緒に仕事をしてきました。
その中で、「この人はきっと伸びるな」「この先も頼もしい存在になるだろうな」と感じる方には、共通する特徴があります。
今回は、生活相談員としての目線から見た「伸びる新人介護職員さんの特徴」5つをご紹介します。
これから介護の仕事を始める方や、現場で新人さんを育てている方の参考になれば嬉しいです。
takuma
生活相談員(社会福祉士・公認心理師・介護支援専門員)
・Xにほぼ毎日投稿しています。
・職業情報サイトへ生活相談員に関する記事提供実績あります。その他介護情報サイトへ記事提供実績もあり。
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挨拶と返事がしっかりしている
まず大事なのが「挨拶」と「返事」。
これは社会人として基本中の基本ですが、介護の現場ではとくに重要です。
明るい挨拶や気持ちの良い返事ができる新人さんは、それだけで周囲の印象がよくなります。
先輩職員に対してはもちろん、利用者さんやご家族、訪問される業者さんに対しても、丁寧に対応できる人は信頼されます。
逆に、声が小さかったり、挨拶をスルーしたりするだけで「この人大丈夫かな…?」という印象に繋がってしまうことも。
元気な挨拶と気持ちのいい返事。
実は一番シンプルで、一番効果的な“伸びる新人の第一歩”なのです。
質問の仕方がうまい
次に挙げたいのが、「質問の仕方がうまい」新人さんです。
仕事を覚えるうえで「聞く」ことはとても大切ですが、ただ何でもかんでも聞けばいいわけではありません。
たとえば、
「これってどうすればいいんですか?」と丸投げで聞くのではなく、
「こうしようと思うんですが、これで合ってますか?」
「○○と教わったんですが、□□のときも同じでいいですか?」
といったように、自分の考えを持ったうえで質問できると、学ぶ力がぐんと上がります。
「わからないままにしない」姿勢と、「考えながら質問する」姿勢。
この2つを持っている人は、間違いなく伸びていきます。
利用者の変化に気づける
介護の現場では、マニュアルどおりに動くだけでは不十分です。
一番大切なのは、「目の前の利用者さんの状態をよく見ること」。
たとえば――
「今日はあまり食事が進んでいないな」
「なんだか言葉数が少ないな」
「歩くときのバランスがいつもと違うな」
こんな小さな“変化”に気づける新人さんは、まわりからも「よく見てるな」「安心して任せられるな」と信頼されていきます。
そして、そうした気づきをチーム内で共有できるようになると、現場全体のケアの質も高まっていくものです。
“人の変化”に気づける新人さんは、確実に成長していきます。
1年後も言葉遣いが崩れていない
介護の仕事を始めて1年くらい経つと、だんだん現場にも慣れてきます。
慣れること自体はいいのですが、その分「言葉遣いが崩れてくる」人もいます。
例えば、
- タメ口になってしまう
- 雑な話し方になる
- 敬語を使わなくなる
利用者さんとの関係が良くなってきたからこそ、つい砕けた話し方になる気持ちもわかります。
でも、言葉遣いの丁寧さは「敬意」の表れです。
どれだけ仲良くなっても、そこを崩さない新人さんは、信頼され続けます。
1年後、2年後も丁寧な言葉を使える人。
それは「初心を忘れない姿勢」を持ち続けている証拠です。
失敗を素直に認められる
最後にご紹介するのは、「失敗を素直に認められること」です。
介護の仕事では、経験が浅いうちはミスもつきものです。
大切なのは、その後の姿勢。
- 言い訳をせず、自分のミスを受け止める
- どうすれば防げたかを考える
- 次に同じミスをしないように対策する
こうした対応ができる人は、失敗すらも成長のチャンスに変えられます。
逆に、ミスをごまかしたり、誰かのせいにしたりすると、周囲からの信頼は一気に失われます。
「ごめんなさい」と言える勇気。
「次はこうします」と言える前向きさ。
この2つを持っている新人さんは、間違いなく伸びていきます。
まとめ
今回は、生活相談員として日々現場を見ている中で感じる、「伸びる新人さんの特徴」5つをご紹介しました。
- 挨拶と返事がしっかりしている
- 質問の仕方がうまい
- 利用者の変化に気づける
- 1年後も言葉遣いが崩れていない
- 失敗を素直に認められる
どれも特別なスキルではありませんが、介護の現場ではとても大切な「姿勢」ばかりです。
「技術」はあとからでも身につけられます。
でも、こうした姿勢や心構えができている人は、周囲から信頼され、学ぶチャンスもどんどん増え、自然と成長していくのです。
もし今、「自分はまだまだ…」と思っている方がいたら、ぜひ今日ご紹介したポイントを意識してみてください。
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この記事が、現場でがんばる皆さんの力になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

