介護・福祉情報

【当日利用】緊急ショートステイは受け入れ可能?生活相談員が教える準備のコツ

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「介護者が急に入院してしまった」「一人で家事案ができない家族を今日から預かってほしい」——。 そんな切実な状況でこの記事に辿り着いた方も多いのではないでしょうか。

こんにちは。現役のショートステイ生活相談員です。 今日は、現場で実際に「当日依頼の緊急ショートステイ」を受けた一日の流れを追いながら、スムーズに利用するためのポイントをプロの視点からお伝えします。

この記事を書いた人

takuma

生活相談員(社会福祉士・公認心理師・介護支援専門員)

デイサービスとショートステイで、利用者・家族・職員の“間”に立ちながら日々奮闘しています。
現場で感じた違和感や気づきを言葉にし、「学び続ける相談員」を目指して情報発信中。

・kindle出版で『対人援助一年目の教科書』『学び続ける生活相談員』発売中。

職業情報サイトへ生活相談員に関する記事提供実績あります。その他介護情報サイトへ記事提供実績もあり。

Xでも発信しています。

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このブログ「生活相談員ラボ」では、「生活相談員×学び」をコンセプトに、現場のリアルと学びをつなぐヒントをお届けします。

 

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緊急ショートステイは「当日」でも利用できる?

結論から言うと、お部屋に空きがあり、条件が整えば当日利用は可能です。

通常、ショートステイは数週間前から計画的に予約するものですが、主介護者の急病や事故など、やむを得ない事情がある場合には「緊急短期入所」として受け入れる枠組みがあります。

ただし、受け入れ側(施設)では裏側で猛スピードの準備が行われています。

相談員が裏側で動いている「受け入れ準備」の実態

なぜ「すぐにお願い!」と言っても、少し時間がかかったりバタついたりするのか。それは、安全にご本人をお預かりするために以下のステップを数時間で完結させているからです。

  • 情報の即時アセスメント: ケアマネジャーからの「フェイスシート(基本情報)」を読み込み、お身体の状態を把握します。

  • 現場スタッフとの連携: 看護師に薬の情報を共有し、介護スタッフと受け入れ体制(部屋の準備や介助方法)を確認します。

  • 「情報のズレ」の確認: 実は、緊急時は情報の行き違いが起きやすいものです。「聞いていた薬と違う」「歩けるとお聞きしたが実際は車椅子だった」などのズレを、その場で修正しながら動いています。

緊急利用をスムーズにするための「3つのコツ」

「今日からお願いしたい」という時に、これだけは押さえておきたい準備のコツをご紹介します。

① 「お薬」と「お薬手帳」をセットで準備

緊急時に一番トラブルになりやすいのがお薬の情報です。 施設には看護師がいますが、初めての方にどのお薬をいつ飲ませるべきか、正確な情報がないと投薬ミスに繋がりかねません。必ず最新のお薬手帳と、数日分のお薬をセットにしておきましょう。

② ケアマネジャーとの密な連携

緊急ショートの窓口は、基本的には担当のケアマネジャーです。 普段から「もし何かあったらショートを使いたい」と伝えておき、ケアプランに位置付けてもらう(または可能性を盛り込んでおく)だけで、当日の書類作成のスピードが劇的に変わります。

③ リスク説明をしっかり聞き、合意する

緊急時は「とにかく預かってほしい」と焦るものですが、相談員からの説明(特に転倒リスクや体調急変時の対応)は冷静に聞くことが大切です。 ショートステイは「在宅サービス」の延長。施設での生活にはリスクも伴うことを理解し、お互いの信頼関係を作ることが、結果としてご本人の安心に繋がります。

頼ってくれるからには力になりたい

正直に言うと、緊急の受け入れは現場にとって非常にハードな業務です。 書類作成、契約、現場調整……。今日もお昼過ぎに連絡をいただき、午後いっぱいはノンストップでの対応でした。

それでも、「困り果てている家族を助けたい」「ご本人が今夜安心して眠れる場所を確保したい」というのが、わたしたち相談員の共通した想いです。

 

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まとめ:万が一に備えて「顔なじみ」を作っておこう

緊急ショートステイは、介護の現場における「最後の砦」です。 もしもの時に慌てないためには、「普段から時々利用して、施設に顔なじみを作っておく」のが一番の近道。一度利用したことがあれば、施設側にもデータがあるため、緊急時の対応スピードは格段に上がります。

「まだ大丈夫」と思わず、将来の安心のために、一度ケアマネジャーさんに相談してみてはいかがでしょうか。

なぜショートステイをケアプランに位置付けないのか?