生活相談員として日々業務に取り組む中で、
「このままの働き方でいいのだろうか」
「もっと力をつけて、現場で信頼されたい」
そんな思いを抱いたことはありませんか?
介護や福祉の現場は日々変化しており、制度改正や利用者ニーズへの対応も求められます。キャリアアップを考えることは、単に昇進や収入のためだけでなく、自分の支援力を高め、利用者・家族により良い支援を届けるための大切な視点です。
そこで今回は、生活相談員が「今すぐできる」キャリアアップの具体的な方法を3つ紹介します。
takuma
生活相談員(社会福祉士・公認心理師・介護支援専門員)
・Xにほぼ毎日投稿しています。
・職業情報サイトへ生活相談員に関する記事提供実績あります。その他介護情報サイトへ記事提供実績もあり。
・kindle出版で『 対人援助一年目の教科書: 現役のプロが書いた実践で役立つスキルと心構え』発売しています。
詳しい自己紹介はこちら。
「対人援助一年目の教科書」 Kindleにて好評発売中です!

対人援助一年目の教科書: 現役のプロが書いた実践で役立つスキルと心構え
学びを続ける習慣をつくる
キャリアアップの第一歩は、知識と情報をアップデートし続けることです。
制度は毎年のように改正があり、介護報酬改定に伴って現場の実務も変化します。
-
研修や講座に参加する
-
専門書や雑誌に目を通す
-
YouTubeやSNSで専門家の発信をチェックする
こうした「学び続ける習慣」を持つことで、日常の業務に根拠を持って取り組めるようになります。
忙しい中で読書の時間を確保するのが難しい方には、Amazonオーディブルなどの音声サービスもおすすめです。通勤や家事の合間に耳から学ぶことで、知識をストックできます。
▶︎Audible (オーディブル) – 本を聴くAmazonのサービス
生活相談員必見!Amazonオーディブルで聴けるコミュ力アップ本7選
資格取得で専門性を磨く
生活相談員は資格がなくても担える職種ですが、専門性を裏付ける資格を持っていると大きな強みになります。
特におすすめなのは次のような資格です。
-
社会福祉士:幅広い福祉知識と倫理観を体系的に学べる
-
介護支援専門員(ケアマネジャー):介護保険制度に精通し、ケアマネ視点で家族や地域と連携できる
-
認知症ケア関連の資格:利用者対応のスキルが直結して活かせる
資格を持っていることで、家族や職員からの信頼が高まり、法人内での評価も上がります。結果的に、昇進やキャリアの選択肢を広げることにつながります。
生活相談員に役立つ資格5選!キャリアアップを目指すならこの資格
発信力を磨いて自分の価値を高める
現場での経験を活かして、自分の学びや気づきを外に発信することもキャリアアップの一歩です。
-
職場内での勉強会の開催
-
社内報や地域広報での情報発信
-
ブログやSNSでのアウトプット
発信することで、自分の知識が整理され、周囲に「頼れる相談員」という印象を与えることができます。また、同じ立場の相談員や他職種とのネットワークも広がり、情報交換の機会が増えます。
「自分にはまだ発信するほどの知識がない」と感じる方もいるかもしれませんが、新人時代に感じた素直な疑問や工夫の共有が、同じ立場の人にとって役立つ情報になることも多いのです。
まとめ
生活相談員がキャリアアップするために今すぐできることは、
-
学びを続ける習慣をつくる
-
資格取得で専門性を磨く
-
発信力を磨いて自分の価値を高める
この3つです。
キャリアアップは一気に進むものではなく、小さな積み重ねの延長線上にあるものです。日々の実践の中で少しずつ取り組むことで、確実に力となっていきます。
◆ 生活相談員の基礎知識はこちら
◆ おすすめ書籍はこちら![]()
◆ さらに深く学ぶなら
・本気で学ぶケアスタッフのための総合オンラインセミナー.『ケアラル』
◆ 介護の資格・転職なら
著書のご紹介
わたし自身も生活相談員としての悩みや迷いを繰り返す中で、「新人時代にこういう本が欲しかった」と思い、著書『対人援助一年目の教科書』を書きました。
「どう動けばいい?」「どう声をかければいい?」そんな悩みに応える実践的ガイドが本書です。現場で迷ったときにすぐ役立ちます。
👉 『対人援助一年目の教科書: 現役のプロが書いた実践で役立つスキルと心構え』(Amazonリンク)
キャリアアップを考えている方は、ぜひ手に取っていただけたら嬉しいです。

