こんにちは
生活相談員のtakuma(@takuma3104 )です。
私の働く介護施設は、デイサービスとショートステイ、そして居宅介護支援事業所が同じ建物内に入っていて、同じ空間で働いています。
じつはこれって、割とメリットがあるのです。
先日こんなことがありました。
夫と2人暮らしの女性
デイサービスから帰ると夫が倒れていた
送迎者が救急車を手配
すぐにケアマネが急行し状況把握
残された本人のために急遽ショートステイを調整
デイ、ショート、居宅共にうちの施設だったから連携が超スムーズ同一事業所でサービス利用してもらってるメリットってまさにこれです
— takuma@生活相談員 (@takuma3104) 2020年5月7日
デイサービスの利用者、トメさん(仮称)
その日は1日デイサービスを利用して、夕方自宅にお送りしました。
すると、庭で旦那さんが頭から血を流して倒れていたのです。
トメさんも送迎職員もビックリ!
デイサービスの送迎職員はすぐに施設に電話を入れました。
施設でその電話を受けたケアマネジャー。
トメさんの担当ケアマネジャーです。
トメさんは旦那さんとふたり暮らし。
旦那さんが倒れてしまったら、トメさんひとりでは生活ができません。
ケアマネはすぐにトメさんの自宅へ駆けつけました。
丁度そのときに救急車も到着。
デイサービスの送迎職員が連絡していたのです。
ケアマネは旦那さんの容態を確認。
そして、近所に住む親戚の人に声をかけてきました。
事情を説明し、救急車には親戚の方が付き添うことに。
そしてケアマネは施設に電話を入れます。
電話を受けたのはショートステイの相談員です。
(わたしです)
実は、トメさんはこの施設のデイサービスの他に、同じ施設内のショートステイも定期的に利用していたのです。
すでに他職員から状況を聞いていた相談員は、
「これはショートステイ利用になるだろう」とアタリをつけ、あらかじめショートステイの現場と調整をしていました。
そして、もちろんケアマネからの電話は「トメさんがショートステイの利用をしたい」というものでした。
その後程なくして、デイサービスの送迎職員の車でショートステイに来たトメさん。
当面の衣食住は確保できたのでした。
これもし、ケアマネとデイサービス、ショートステイが別々の事業所だったら
正直言って、関係各所への連絡が面倒くさいことになります。
同一建物内にあることで、ワンストップでここまで対応可能になります。
さらに、日頃から一緒に働いていて勝手知ったる者同士だから、スムーズに連携が可能なのです。