※当サイトではアフィリエイト広告を使用しています

「利用者様の安全をしっかり確保してください」

「事故のないように安全に気をつけましょう」

介護現場では毎日のように交わされる「安全」という言葉。しかし、具体的に「どうすれば安全な状態と言えるのか?」と聞かれると、パッと答えるのは意外と難しいものではありませんか?

実は、どれだけ「安全に気をつけて」と声を掛け合っても、抽象的なスローガンだけでは現場の事故は防げません。

今回は、運転研修で学んだ 「安全の本質」 をもとに、介護現場で今日から使える 「危険を無くす思考法」 を解説します。

この記事を書いた人

takuma

生活相談員(社会福祉士・公認心理師・介護支援専門員)

デイサービスとショートステイで、利用者・家族・職員の“間”に立ちながら日々奮闘しています。
現場で感じた違和感や気づきを言葉にし、「学び続ける相談員」を目指して情報発信中。

・kindle出版で『対人援助一年目の教科書』『学び続ける生活相談員』発売中。

・職業情報サイトへ生活相談員に関する記事提供実績あります。その他介護情報サイトへ記事提供実績もあり。

・Xでも発信しています。

詳しい自己紹介はこちら。

takuma
takuma
このブログ「生活相談員ラボ」では、「生活相談員×学び」をコンセプトに、現場のリアルと学びをつなぐヒントをお届けします。

 

Check it out!

書籍第2弾!『学び続ける生活相談員』が Kindleにて発売中です!


学び続ける生活相談員: キャリアを腐らせない福祉職の思考習慣

380円。ちょうど「カフェのコーヒー1杯分」のお値段です。その1杯を、あなたの10年後のキャリアを守る知識に変えませんか?

Kindle Unlimited会員なら、今すぐ「0円」で読み放題。

「安全」とは「危険を取り除いた状態」のこと

そもそも「安全」とは、一体どういう状態を指すのでしょうか。

「安全とは、危険のない状態。危険を取り除いた結果、残った状態のことを安全という」

「安全なケアをしよう」と考えると、話が抽象的になりがちです。「しっかり確認する」「注意力を高める」といった精神論になりやすく、スタッフ一人ひとりの捉え方にもバラつきが出てしまいます。

しかし、「危険を無くす」という逆の視点に切り替えると、やるべき具体的な行動が一気にクリアになります。

  • 「安全に運転しよう」 よりも 「スピードを落とす」「発進前に左右確認をする」

  • 「安全に移動介助しよう」 よりも 「車椅子のブレーキを確実にかける」「足元の障害物を退ける」

このように、目の前にある一つひとつの「危険な行為・環境」を潰していくこと。その作業の積み重ねによって残った状態こそが、本当の「安全」なのです。

介護現場で実践する「危険を無くす」3つのステップ

では、介護現場やデイサービス・施設などで、この思考法をどのように活かしていけばよいでしょうか。具体的には以下の3ステップで進めます。

ステップ①:「危険」を具体的につまびらかにする

「安全に過ごしてもらうには?」と考えるのをやめ、まずは「どこに危険が潜んでいるか?」に目を向けます。

  • 廊下に落ちているコードや小さなゴミ

  • 濡れてすべりやすくなっている浴室やトイレの床

  • 浅く腰掛けた状態での車椅子移動

  • 声かけなしでの突然の介助動作

ステップ②:危険要素をひとつずつ取り除く

見つけた危険を、チームや個人の行動で一つひとつ潰していきます。

  • 導線上の障害物はすぐに片付ける

  • 水滴を見つけたらその場で拭き取る

  • 介助手順や確認のチェックルールを具体化する

ステップ③:残った状態が「安全な環境」となる

危険を削ぎ落としていった結果として、利用者様が安心して過ごせる「安全な環境」が完成します。

生活相談員ラボは「生活相談員×学び」がコンセプトのブログです

◆ 生活相談員の基礎知識はこちら

◆ おすすめ書籍はこちら

◆ さらに深く学ぶなら

・【ストアカ】まなびのマーケット

・聴く読書『Amazon Audible(オーディブル)』

◆ 介護の資格・転職なら

・LECの通信講座

・大原学園専門学校 介護福祉系

・介護の転職なら『介護求人ラボ』

「抽象的な安全」から「具体的な危険の除去」へ

仕事で目標や課題に取り組むとき、「抽象的な目標」を掲げるだけでは行動に移しづらいものです。

そんなときこそ、言葉を裏返して「危険な状態を無くすにはどうすればいいか?」と考えてみてください。

  1. 「安全」を目指すのではなく、まず具体的な「危険」を探す

  2. 見つけた危険をひとつずつ丁寧に取り除く

  3. その結果として「安全」が実現する

この思考法は、介護現場でのリスクマネジメントはもちろん、送迎ドライバーの安全運転やチームでの声かけにもそのまま活用できます。

ぜひ明日の現場から、「今日取り除ける危険はどこにあるかな?」という視点を取り入れてみてくださいね。