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デイサービスの送迎業務で、最初に直面しやすい問題が「車イスの操作」です。

施設内のようなバリアフリー環境とは異なり、ご利用者のご自宅周辺にはさまざまな段差や足場の悪さが存在します。特に、介護保険の限度額などの都合でスロープのレンタルが難しいお宅などでは、介助側の工夫や技術が欠かせません。

今回は、送迎時に役立つ「段差の安全な越え方」と、車イスの天敵である「砂利道」をラクにするおすすめアイテムをご紹介します。

この記事を書いた人

takuma

生活相談員(社会福祉士・公認心理師・介護支援専門員)

デイサービスとショートステイで、利用者・家族・職員の“間”に立ちながら日々奮闘しています。
現場で感じた違和感や気づきを言葉にし、「学び続ける相談員」を目指して情報発信中。

・kindle出版で『対人援助一年目の教科書』『学び続ける生活相談員』発売中。

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スロープがない玄関の「段差」を安全に越えるコツ

段差を越える際は、車イスの構造を活用して安全に操作するのが基本です。

段差を上がるとき

  1. ティッピングレバー(足元にあるバー)を踏み、前輪(キャスター)を浮かせます。

  2. 前輪を段差の上に載せます。

  3. 前輪を支点にしながら後輪を持ち上げるように押し込み、段差の上へ載せます。

段差を下がるとき

  1. 基本的に後ろ向きで操作します。先に後輪をゆっくりと段差から降ろします。

  2. 前輪を浮かせた姿勢(少し後ろに傾いた状態)を保ちながら引きます。

  3. 後輪が着地したら、前輪をそっと地面に降ろします。

どちらの操作も車イスが後ろに傾くため、乗っている方は「後ろに倒れるのでは」と不安を感じやすくなります。操作の際は「少し後ろに傾きますね」「段差を降りますね」と、丁寧に声をかけながら行うことが大切です。

車イスが埋まる「砂利道」の対策とおすすめグッズ

庭や玄関アプローチが砂利になっているお宅では、車イスの車輪が砂利に埋まってしまい、進まなくなることがよくあります。

だからといってアスファルト工事などの大掛かりな住宅改修を提案するのは、費用面でもハードルが高めです。そこでおすすめなのが「屋外用のゴムマット」です。


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ホームセンターなどで手に入る、地面に敷く穴あきタイプのゴムマットを活用します。砂利の上にマットを敷くだけで、タイヤの沈み込みを防ぐことができます。

車イスの方向転換や送迎車への移動がスムーズになり、介助にかかる身体的負担が大幅に軽減されます。

 

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まとめ

車イスの操作は、最初は難しく感じるかもしれませんが、コツとちょっとした道具の活用でぐっと扱いやすくなります。

安全な段差操作と丁寧な声かけ、そして足場に応じた便利グッズを取り入れて、日々の送迎業務をスムーズに進めていきましょう。