【社会福祉士基礎研修の学び】本人を置いていかない支援とは?
先日、社会福祉士基礎研修を受講してきました。
研修に参加するのは正直少し億劫に感じることもありますが、いざ参加してみると、日々の業務だけでは気づけない大切な視点をたくさん得ることができました。
今回の研修を通して特に心に残った、現場で活かせる3つの気づきをシェアします。
takuma
生活相談員(社会福祉士・公認心理師・介護支援専門員)
デイサービスとショートステイで、利用者・家族・職員の“間”に立ちながら日々奮闘しています。
現場で感じた違和感や気づきを言葉にし、「学び続ける相談員」を目指して情報発信中。
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「主人公を仲間外れにしていないか?」
ケースワークの演習の中で、改めて突きつけられたのが「支援の主役である本人を仲間外れにしてはいけない」ということです。
忙しい現場では、つい次のような状態に陥りがちです。
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認知症や意思疎通の難しさを理由に、本人の意向より家族の意向を優先してしまう
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支援者同士の話し合いが先走り、本人の気持ちを確認しないままケアプランが決まっていく
専門職としての「こうした方が本人のためになる」という視点はもちろん大切です。しかし、本人の意思確認という土台が抜けてしまっては、それは支援ではなく「支援者都合のあてはめ」になってしまいます。
改めて、ソーシャルワーカーの原点である「本人の声を聴くこと」の重要性を痛感しました。
高齢者支援に「就労」の視点はあるか?
グループワークで他の受講者と話す中で、非常にハッとした気づきがありました。
障害者支援の分野では、卒業後の就労支援や、70代・80代でも働き続ける選択肢が積極的に位置づけられています。しかし、介護保険制度における高齢者支援を見渡すと、「働くこと」を軸にしたアプローチやデイサービスの活用は、基本的に「サービスのユーザー」という位置づけが中心です。
もし高齢者支援の分野でも「働く場」や「役割」としての選択肢が増えたら、より豊かな支援の形が生まれるのではないか。そんな新しい視野を広げることができました。
「言語化」と「伝えること」の難しさ
グループの代表発表の際、講師の先生から「メモが取れるように、もう少しゆっくり喋ってください」と声をかけられました。
直近でも職場の上司から「伝えようとして喋れていない」というフィードバックを受けていたため、ここでも自分の課題が浮き彫りになりました。
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「自分の意見を否定されるのが怖い」という無意識のブレーキ
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ただ発表の作業をこなすだけで、相手に届ける意識が不足していたこと
「自分の考えを自分の言葉でしっかり言語化し、相手に届ける」ということは、社会福祉士としてだけでなく、対人援助職全体に求められる重要なスキルだと改めて感じています。
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まとめ
行く前は少し気が重い研修も、終わってみれば多くの刺激と学びを持ち帰ることができました。
同じ志を持つ仲間たちの姿に触れ、自分自身のこれからの立ち回りや支援のあり方を深く考える良いきっかけになりました。研修で得た気づきを、明日からの日々の相談援助に少しずつ活かしていきたいと思います。
