【介護拒否】サービスを嫌がる親への対策と申請のコツを相談員が解説
先日、92歳になる母方の祖母が急逝し、お葬式に参列してきました。
80代まで原付バイクを乗り回すほど元気だった祖母ですが、最後はすっかり痩せ細っており、命の儚さを改めて実感する時間となりました。
往復3時間の移動もあり少し体は疲れましたが、久しぶりにいとこや親戚と顔を合わせ、とても感慨深い時間を過ごすことができました。
実は、その葬儀の合間に親戚(おば)と話す中で、非常にタイムリーな「これからの介護」についての相談を受けました。
今回は、我が家でも起きた「介護の始まりの壁」とその対策について、生活相談員としての視点を交えてお話しします。
takuma
生活相談員(社会福祉士・公認心理師・介護支援専門員)
デイサービスとショートステイで、利用者・家族・職員の“間”に立ちながら日々奮闘しています。
現場で感じた違和感や気づきを言葉にし、「学び続ける相談員」を目指して情報発信中。
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脳梗塞の退院後、介護サービスを拒むおじ
おばと話す中で出てきたのが、「おじさんの介護が必要になってきて、先日介護保険の申請をした」という話題でした。
おじさんは少し前に脳梗塞を患い、入院を経て物忘れなどの症状が出始めているそうです。お医者さんからは「要支援1くらいが下りるのでは」と言われている段階でした。
しかし、元々がとても元気でプライドもある人だったため、「誰にも家に来てほしくない」「手伝いは要らない」とサービスの利用を強く拒んでいる状態だというのです。
これは、介護の現場、特に最初の取っかかりでは本当に「あるある」の光景です。誰だって、急に「介護が必要な状態」だと認めさせられるようなサービスは受け入れたくないものですよね。
生活相談員のわたしが親戚にアドバイスした「最初の一歩」
身内とはいえ、介護保険の具体的な進め方やどんなサービスがあるのかは、実際に直面しないと分からないものです。わたしは生活相談員の視点から、おばに以下のステップを提案しました。
① 認定が下りたら、まずは「地域包括支援センター」へ
要支援1などの判定が出た場合、最初の窓口は地域の「地域包括支援センター」になります。まずはここに認定結果を持って相談に行き、担当になってもらうことがスタートです。
② 「世話になる」ではなく「リハビリ(運動)」として提案する
ヘルパーさんが家に自室に入るのを嫌がる方でも、「体を動かすため」「リハビリのため」という名目なら、デイケアやデイサービスなどの利用を受け入れやすくなるケースが多々あります。 おじさんも元々元気な方だったので、「弱ったから行く」のではなく「元気になるために行く」というアプローチは効果的です。
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まとめ
自分の親族であっても、いざ介護が始まるときの「最初の取っかかりの難しさ」は全く同じなのだと、改めて実感させられました。
もし皆さんのご家族やご親戚でも、「そろそろ介護保険が必要かも……でも本人が嫌がっていて」という方がいれば、まずは「リハビリ」をきっかけにしてみることをおすすめします。最初のハードルを低くして、専門の窓口(地域包括支援センター)に相談してみることから始めてみてくださいね。
