どっちを選べばいい?「ショートステイ」にある2つの種類と違いを分かりやすく解説!
介護保険のサービスを調べていると、よく耳にする「ショートステイ」。
介護をされているご家族のレスパイト(息抜き)や、冠婚葬祭、出張などで一時的に施設に泊まってもらいたいときに、とても心強いサービスですよね。
このショートステイ、実は2種類あるのをご存知でしょうか?
「ケアマネジャーさんから提案されたけれど、何が違うのかよく分からない……」
「医療的なケアが必要な場合は、どちらに頼めばいいの?」
今回は、そんな疑問を持つ方に向けて、同じようで実は違う2つのショートステイの特徴と、その違いについて分かりやすく解説します!
takuma
生活相談員(社会福祉士・公認心理師・介護支援専門員)
デイサービスとショートステイで、利用者・家族・職員の“間”に立ちながら日々奮闘しています。
現場で感じた違和感や気づきを言葉にし、「学び続ける相談員」を目指して情報発信中。
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ショートステイの2つの種類とは?
ショートステイには、大きく分けて以下の2つの種類があります。
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短期入所生活介護(たんきにゅうしょせいかつかいご)
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短期入所療養介護(たんきにゅうしょりょうようかいご)
名前に「生活」と「療養」という言葉が入っている通り、それぞれ得意とする役割が異なります。
1. 短期入所生活介護(一般的なショートステイ)
世間一般でショートステイと言ったとき、大半はこちらの「生活介護」を指します。
全国的にも事業所の数が圧倒的に多いのが特徴です。
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主な目的: 日常生活の介助(食事、入浴、排せつなど)や機能訓練、レクリエーション。
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対象となる方: 在宅で生活しており、一時的に宿泊を伴う介護が必要な方。
2. 短期入所療養介護(医療的なケアが必要な方向け)
こちらは「療養(りょうよう)」とつく通り、医療的な処置の依存度が高い方に適したショートステイです。
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主な目的: 医療、看護、および医学的管理下における介護やリハビリ。
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対象となる方: 医療的ケア(インスリン注射、床ずれの処置、喀痰吸引など)が日常的に必要な方。
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施設の特徴: 医師が常駐している「老人保健施設(老健)」などに併設されていることが多く、生活介護に比べて事業所の数は少なめです。
ひと目でわかる!「生活介護」と「療養介護」の違い
2つのサービスの違いを簡単な表にまとめました。
| 項目 | 短期入所生活介護(生活介護) | 短期入所療養介護(療養介護) |
| 主な役割 | 日常生活のサポート、リフレッシュ | 医療的ケア、医学的管理、リハビリ |
| 主な併設施設 | 特養(特別養護老人ホーム)、単独型など | 老健(介護老人保健施設)、病院など |
| 医師の常駐 | なし(嘱託医など) | あり |
| 事業所の数 | 多い(見つけやすい) | 少ない(選択肢が限られる) |
「生活介護」では医療的ケアは絶対にできないの?
ここでよくあるのが、「生活介護のショートステイでは、インスリンや喀痰吸引などの医療行為は一切できないの?」という疑問です。
結論から言うと、「決してそんなことはありません」。
短期入所生活介護であっても、インスリンの対応や床ずれの処置などを行っている事業所はたくさんあります。ただし、ここには「マンパワー(キャパシティ)の壁」があります。
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看護師が何名配置されているか
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看護師自身の対応できるキャパシティ
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医療的ケアが必要な利用者がどの程度利用しているか
このように、施設の体制やその時々の状況によって「受け入れられる人数」が変わってきます。そのため、「生活介護だから無理」と諦める必要はありませんが、事前の確認が不可欠になります。
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まとめ
同じ「ショートステイ」という言葉でも、中身を見てみると「生活重視」と「医療重視」という明確な違いがあります。
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基本的には: 事業所数が多くて選びやすい「短期入所生活介護」を検討
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医療依存度が高い場合は: 医師や看護体制が手厚い「短期入所療養介護」を検討
どちらを利用すべきか、または「今の状態で生活介護を利用できるか」迷ったときは、担当のケアマネジャーに相談してみるのが一番の近道です。
大切な家族にとっても、支える介護者にとっても、お互いが安心して過ごせる最適なサービスを選んでいきましょう!
