【相談員あるある】新規キャンセルのショックをどう乗り越える?メンタルを保つ3つの思考法
デイサービスやショートステイの現場で働いていると、良くも悪くも想定外のことがたくさん起こりますよね。今回は、相談員なら誰もが一度は経験したことがあるであろう、あのメンタル激沈エピソードについて本音で語りたいと思います。
そう、せっかく進んでいた新規の利用話が、直前でキャンセルになる問題です。
takuma
生活相談員(社会福祉士・公認心理師・介護支援専門員)
デイサービスとショートステイで、利用者・家族・職員の“間”に立ちながら日々奮闘しています。
現場で感じた違和感や気づきを言葉にし、「学び続ける相談員」を目指して情報発信中。
・kindle出版で『対人援助一年目の教科書』『学び続ける生活相談員』発売中。
・職業情報サイトへ生活相談員に関する記事提供実績あります。その他介護情報サイトへ記事提供実績もあり。
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期待した分だけ、ショックは大きい
ケアマネジャーから「新規の相談があるんですけど……」と連絡をいただいたとき、わたしたち相談員は頭の中で一瞬にしてたくさんの「皮算用(シミュレーション)」を始めます。
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「この曜日なら定員に空きがあるな」
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「この日に訪問して、ご本人の状態をアセスメントしてこよう」
こうして、先回りして日程を調整し、受け入れの体制を整え、心の準備もバッチリ済ませた段階で、一本の電話が入るのです。
「すみません、さっきの件ですが……やっぱりなしでお願いします」
理由を聞けば、「デイサービスじゃなくて、やっぱりデイケアに行きたいと言われて」「本人が直前で行きたくないと拒否されて」などなど。
理由自体は仕方のないことですし、ご本人のニーズに合ったサービスを選ぶのが最優先であることは重々承知しています。でも、あらかじめアセスメントをしていれば事前に分かったのでは……?と思ってしまうことも、正直ありますよね。
「獲得できた!」と思った瞬間にガクッとハシゴを外されるあのショックは、相談員のメンタルをゴリゴリと削っていきます。
メンタルをすり減らさないための3つの思考法
この「キャンセル・ショック」を引きずってしまうと、他の業務にも影響が出てしまいます。わたしが実践している、気持ちを切り替えるための3つの思考法をご紹介します。
1. 「わたしの相談スキル」のせいではないと割り切る
キャンセルが出ると、つい「自分の対応が悪かったのかな?」「もっと早く動いていれば変わったのかな?」と自分を責めてしまう真面目な相談員さんも多いです。 ですが、直前のキャンセルは、ご本人の心境の変化や家族間の意見の不一致など、相談員個人の力ではコントロールできない理由がほとんどです。「今回はそういうタイミングだったんだ」と、自分のせいではないことをまず認識しましょう。
2. 「事前のシミュレーション力」が磨かれたと捉える
白紙になってしまったとはいえ、あなたが「いつ、どの曜日で、どう受け入れるか」を必死に組み立てた時間は無駄にはなっていません。 その瞬時にベッドコントロールや体制を組み立てるスピード感や思考力は、確実にあなたの相談員としての経験値になっています。「今回は良い練習になった、次へのシミュレーション能力が上がった」と捉えてみるのはいかがでしょうか。
3. モヤモヤする感情は、文字や言葉に吐き出す
感情を抑え込んで「仕方のないことだから」と綺麗に片付けようとすると、余計にストレスが溜まります。 「あんなに調整したのに、悔しいな」「残念だったな」という本音は、ノートに書き殴ったり、誰かに話したり、あるいは言葉に残したりして、一度外に出してあげましょう。自分の感情を認めてあげることで、すっと気持ちが軽くなります。
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切り替えて、また次の一歩へ
対人援助の世界は、マニュアル通りにいかないことばかりです。だからこそ、自分の心が折れないように上手にセルフケアをしていくことが、長く「学び続け、働き続ける」ための秘訣だと感じています。
こんなガッカリする日もありますが、仕方のないことはサッと切り替えて、また明日から目の前の利用者様、そして新しく出会う利用者様のために、笑顔でやっていきましょう!
