【訪問マナー】ケアマネや相談員が困る「放し飼いペット」への本音
今回は、在宅介護の現場で働くケアマネジャーや生活相談員なら、一度は直面したことがあるであろう「訪問先でのペット問題」について、本音でお話しさせてください。
takuma
生活相談員(社会福祉士・公認心理師・介護支援専門員)
デイサービスとショートステイで、利用者・家族・職員の“間”に立ちながら日々奮闘しています。
現場で感じた違和感や気づきを言葉にし、「学び続ける相談員」を目指して情報発信中。
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担当者会議に集中できない!「室内放し飼い」に戸惑う理由
わたしたちはご利用者様のご自宅に伺い、今後のケアについて話し合う「担当者会議」を行います。 しかし時々、会議に集中できなくなってしまう過酷な環境に出会うことがあります。
それが、室内でケージに入れず、放し飼いにされているペットの存在です。
実はわたし、動物がすごく苦手なんです。 苦手な人間からすると、以下のような状況は「可愛い」ではなく、もはや恐怖でしかありません。
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足元に近づいてきて服を舐められる(汚れるのが気になって話に集中できない)
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至近距離でずっと激しく吠えられる(「噛まれるかもしれない」と萎縮してしまう)
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猫が突然ひざの上に乗ろうとしてくる(体がぞわぞわしてフリーズする)
こうなると、頭の中は「いかに動物を避けるか」でいっぱいになり、大切な会議の内容が頭に入らなくなってしまいます。まだ猫の方がいくらかマシではあるのですが、特に犬は「噛まれるかもしれない」という怖さがあります。
なぜ放し飼いにする?飼い主側の心理
決して、ペットを飼っているご家庭に悪気があるわけではないことは分かっています。
飼い主様にとっては、ペットは大切な「家族」。だからこそ、「他人が自分のペットを怖がる」という可能性を、そもそも想定していないのだと思います。
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「うちの子は大人しいから噛まない」
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「みんな可愛いと言ってくれる」
こうした「ペット=みんなに愛されるもの」という前提があるため、動物が苦手な訪問スタッフの視点が、無意識のうちにないがしろにされてしまいがちです。玄関先で飼われている犬であっても、激しく吠えられたり噛みつかれそうになったりすると、訪問する側としては本当に怖いものです。
質の高い会議には「安心できる環境づくり」が必要
わたしたちがご自宅を訪問するのは、ご利用者様がより良い在宅生活を送るための大切な話し合いをするためです。
専門職が「いつ噛まれるか」とビクビクしながら出す提案と、リラックスして全神経を集中させて出す提案。どちらがより質の高いものになるかは明白です。
もし、これからケアマネジャーや相談員を迎えての会議を控えているご家庭があれば、ぜひお願いがあります。
「会議の間だけでも、ペットをケージに入れていただけませんか?」
これはペットを排除するためではなく、お互いが話し合いに集中できる雰囲気や空気を作るための「最低限の訪問マナー(環境整備)」として、ご理解いただけると本当に助かります。
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まとめ
「動物が苦手」という声は、現場のスタッフからはなかなか切り出しにくい本音です。
しかし、お互いの価値観や苦手なことに少しだけ配慮し合える関係性こそが、より良いケアプランや、信頼できる関係づくりへの第一歩だとわたしは信じています。
訪問スタッフの皆さんは、同じような経験はありませんか? ぜひ、皆さんの「訪問先あるある」もコメントで教えてくださいね。
