介護業界といえば、いまだに「連絡はFAX」「記録は手書き」というアナログな文化が根強く残っていますよね。国が「生産性向上推進加算」などを通じてICT活用を促していますが、現場のスピード感は正直なところ、まだまだ遅いと感じるのが実情です。
そんな中、わたしは数年前に「ITパスポート」という国家試験を受けました。
今回は、現役の生活相談員であるわたしが、なぜ介護職にこそIT知識が必要なのか、そしてITパスポートを学ぶことで得られる差別化についてお話しします。
takuma
生活相談員(社会福祉士・公認心理師・介護支援専門員)
デイサービスとショートステイで、利用者・家族・職員の“間”に立ちながら日々奮闘しています。
現場で感じた違和感や気づきを言葉にし、「学び続ける相談員」を目指して情報発信中。
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・職業情報サイトへ生活相談員に関する記事提供実績あります。その他介護情報サイトへ記事提供実績もあり。
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介護現場の「ICT化」が阻まれる最大の壁
わたしの事業所でも数年前にタブレットを導入しましたが、その際の現場の抵抗感は相当なものでした。
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「記録は手書きで書く」という先入観
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新しい操作を覚えることへの強い拒否感
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ケアプランデータ連携システムなどの電子化に対する悲観的な見方
対人援助の仕事だからこそ「機械に疎いのは仕方ない」という空気感は理解できます。しかし、だからこそ先行投資としてITを学ぶことに大きな意味があるのです。
介護職がITパスポートを学ぶ3つのメリット
ITパスポートはITの基礎知識を問う国家試験ですが、これが介護現場で想像以上に役立っています。
1. 「なんとなく苦手」という恐怖心が消える
ITパスポートを勉強すると、ネットワークやセキュリティ、システムの仕組みが体系的にわかります。すると、新しいシステムが導入された際も「あ、これはあの仕組みのことだな」と冷静に捉えられるようになり、苦手意識がなくなります。
2. 現場のトラブルに即応でき、信頼が貯まる
タブレットのエラー対応や、家族向け連絡システムの導入説明など、現場で「デジタル担当」として動けるようになります。 「〇〇さんに聞けば解決する」というポジションは、同僚からもご家族からも非常に高い信頼を得るきっかけになります。
3. 他の職員と圧倒的な「差別化」ができる
介護の専門性を持つ人はたくさんいますが、そこに「ITの基礎知識」を掛け合わせられる人は、業界内にまだほとんどいません。 努力の方向性を少し変えるだけで、希少価値の高い人材になれるのがこの業界の面白いところです。
苦手意識を解消する「最短ルート」
「勉強は苦手だし、何から始めたらいいかわからない」という方へ。 まずは難しい専門書を読み込むのではなく、スマホで完結する学習ツールから始めてみるのがおすすめです。
わたし自身、ITパスポートの資格そのものが直接給料を上げたわけではありませんが、そこで得た「知識の土台」が今の仕事の生産性を劇的に高めてくれたと確信しています。
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まとめ
対人援助の本質は、利用者様と向き合うことです。 しかし、アナログな作業に追われてその時間が削られては本末転倒です。
ITの知識を身につけることは、単に機械に強くなることではなく、「現場の無駄を省き、より良いケアを実現するための武器」を手に入れること。
周りがまだ足踏みしている今こそ、一歩踏み出してみませんか?

