4月、新生活がスタートしました。
期待を胸に入社したものの、慣れない業務や優秀な先輩たちを前に、「自分はこの仕事に向いていないのではないか……」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、わたし自身もそうでした。最初の就職先は病院でしたが、実習経験もなく飛び込んだ現場で、周りとのスキルの差に圧倒され、強い劣等感を抱えながらのスタートだったのです。
しかし、10数年のキャリアを経て今思うのは、最初から「向いている仕事」に出会える人は、ほぼいないということです。今回は、新社会人の皆さんに伝えたい、仕事を「適職」に変えていくための3つの考え方をご紹介します。
takuma
生活相談員(社会福祉士・公認心理師・介護支援専門員)
デイサービスとショートステイで、利用者・家族・職員の“間”に立ちながら日々奮闘しています。
現場で感じた違和感や気づきを言葉にし、「学び続ける相談員」を目指して情報発信中。
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「向き・不向き」は、やってみないとわからない
多くの人が「自分に合う仕事がどこかにあるはずだ」と考えがちですが、実は適職は「探すもの」ではなく「育てるもの」です。
ある本で「適職は働かないと見つからない」という言葉に出会いましたが、まさにその通りだと実感しています。
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最初からできる人はいない: 勉強と実務は別物です。資格を持っていても、現場の勝手はやってみなければわかりません。
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「得意」が「好き」を作る: 試行錯誤してやり続けるうちに、少しずつ「得意なこと」が増えていきます。その結果として、仕事が楽しくなり、後から「向いている」という感覚がついてくるのです。
最初から「向いていない」と決めつけてしまうのは、自分の可能性を狭めてしまうもったいない「勘違い」かもしれません。
闇雲に頑張るのをやめ、自分なりの「テーマ」を決める
「とりあえず頑張る」だけでは、出口の見えないトンネルを走っているようで疲弊してしまいます。そこで、日々の業務に自分なりの「テーマ(目標)」を持ってみましょう。
ポイントは、「逆算の思考」です。
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なりたい姿を決める: 「1年後にはこの業務を一人で回せるようになりたい」
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必要なスキルを分ける: 「そのためには、まず制度の知識と、相談者への共感スキルが必要だ」
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日々の行動に落とす: 「今日は、先輩のこのフレーズを真似してみよう」
このように、自分の行動に「意味」を持たせることで、単なる作業が「自己研鑽」に変わります。積み重ねが形になったとき、仕事はぐっと面白くなります。
「石の上にも三年」と「外の世界」のバランス
わたしは最初の職場を3年で転職し、今の職場には10年以上在籍しています。
同じ場所に腰を据えて取り組むことで、初めて見えてくる景色や、深く身に付くスキルがあるのは事実です。一方で、同じ環境に居すぎると、視野が狭くなってしまうリスクもあります。
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内側で粘る: 嫌なことがあっても、そこから学べる「長所」を探し、工夫して補ってみる。
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外側で学ぶ: 外部の研修に参加したり、他職種の人と交流したりして、客観的な視点を持ち続ける。
「合わなければ次へ」という選択肢が自由にある時代だからこそ、あえて「今の場所で自分をどう生かすか」を試行錯誤する力が、一生モノのキャリアを作ってくれます。
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おわりに
将来、自分の子どもが社会人になったとき、わたしはこう声をかけたいと思っています。 「とりあえずやってみて、そこから考えればいい。でも、やるなら楽しんだほうが勝ちだよ」と。
働くことは、自分を知る旅のようなものです。大変なことも多いですが、目標を立て、逆算し、日々のアクションを積み重ねていくプロセスそのものを楽しんでみてください。
「向いてない」という不安は、あなたが成長しようとしている証拠。 焦らず、今日一日の小さな「テーマ」をクリアすることから始めてみませんか?その積み重ねが、いつかあなただけの「適職」を作り上げているはずです。

