実は 、先日仕事でちょっとした……いえ、正直に言うと、結構大きなミスをしてしまいました。 いわゆる「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」の遅れが原因で、重大な問題の発覚が遅れてしまったのです。
事前に相談していれば防げた事態。上司にも多大な迷惑をかけてしまいました。
落ち込み、合わせる顔がない思いで迎えた、その件に関する会議。 そこでわたしは、「一生ついていきたい」と思えるような、上司の圧倒的な「覚悟」を目の当たりにすることになったのです。
今日は、そんなわたしの失敗談と、そこから学んだ「理想のリーダーシップ」についてお話ししたいと思います。 今、部下を持つ立場の方も、これからリーダーを目指す方も、ぜひ一緒に考えていただければ嬉しいです。
takuma
生活相談員(社会福祉士・公認心理師・介護支援専門員)
デイサービスとショートステイで、利用者・家族・職員の“間”に立ちながら日々奮闘しています。
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会議の場で、上司が取った「想定外」の行動
その会議には、組織のトップも出席していました。 当然、わたしのミス(報告遅れ)について厳しい指摘が入ります。
わたしが縮こまっていると、隣に座っていた上司が口を開きました。
彼は、決して私を責めるような言葉は口にせず、ただ淡々と事実関係をトップに説明しました。そして、最後にこう締めくくったのです。
「この件の最終的な責任は、わたしにあります」
会議の後、上司のもとへ謝罪に向かったわたしに、上司はさらにこう続けました。
「何かあった時に、環境のせいや、状況のせい、そして人のせいにしない。自分の責任として背負う覚悟が、上司には求められているんだよ」
ご自身では「昭和的な考え方かもしれないけれど」と笑っていましたが、わたしにはその背中が、とてつもなく大きく、頼もしく見えました。
「他責志向」という、人間の弱さと向き合う
この出来事を通じて、わたしは自分自身を深く振り返らざるを得ませんでした。
もしわたしが逆の立場だったら、同じことができたでしょうか?
正直に告白すると、わたしの中には「他責志向(何かのせいにしたい気持ち)」があります。 部下がミスをしたら、「なんでちゃんと言わなかったんだ」と責める気持ちが湧いてきたり、自分の責任を回避しようとする弱い心が顔を出したりします。
人間誰もが持っている、自己防衛本能かもしれません。
しかし、今回の上司の振る舞いは、その「弱さ」を自らの意志で律し、プロフェッショナルとしての判断を常に下すことの尊さを教えてくれました。
「責任を負う姿」が、部下の「報いたい心」を育てる
上司が責任を背負ってくれたからといって、わたしのミスが消えるわけではありません。 むしろ、「こんな上司に二度と迷惑をかけたくない」「この人の期待に報いたい」という強い気持ちが生まれました。
これこそが、真のモチベーション向上ではないでしょうか。
恐怖で支配するのではなく、背中で信頼を勝ち取る。 そんな上司の姿勢こそが、現代においても、いえ、変化の激しい現代だからこそ、最も求められているリーダーシップなのだと感じます。
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おわりに
今のわたしには、その上司のような完璧な振る舞いはできないかもしれません。 でも、その理想の姿を「自分には無理だ」と諦めてしまっては、成長は止まってしまいます。
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何か問題が起きた時、一瞬立ち止まって「自分にできることはなかったか」を考える。
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他人のせいにする前に、自分の「背負う覚悟」を問うてみる。
いただいた恩を、次は自分が誰かに返せるように。 今回の苦い経験を糧に、一歩ずつ理想の姿に近づいていきたいと思います。
皆さんの職場には、尊敬できるリーダーはいますか? そして、あなたはどんなリーダーになりたいですか?
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 明日もまた、前を向いて働いていきましょう。

