この記事では、『社会福祉士の「生涯研修制度」を通じてどのように研鑽を進めるか』というテーマで記事を書いていきます。
takuma
生活相談員(社会福祉士・公認心理師・介護支援専門員)
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・kindle出版で『 対人援助一年目の教科書: 現役のプロが書いた実践で役立つスキルと心構え』発売しています。
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対人援助一年目の教科書: 現役のプロが書いた実践で役立つスキルと心構え
社会福祉士の資格を取得して、医療ソーシャルワーカーとして3年、その後は高齢者施設の生活相談員として15年働いてきました。日々、ご利用者やご家族と関わりながら、必要な支援を行ってきたつもりです。いろいろな経験を積んできました。ですが、ふと立ち止まったとき、「このままでいいのか?」と自分自身に問いかけることが増えてきました。
仕事はある程度こなせるようになりました。しかし最近は、“こなす”だけになってしまっていて、「なぜ自分はこの仕事をしているのか」「自分がやりたいことは何だったか?」わからなくなることがあります。やりがいや成長を感じる場面が少なくなり、正直、仕事が面白くありません。マンネリや惰性で働く日々に、このままじゃまずいという焦りだけが募っています。
このまま同じ職場で同じような業務を続けていても、成長の実感は得られない気がしています。何か刺激がほしい。職場に頼りすぎず、もっと広い視野で自分自身を見直す機会がほしい。そんな思いから、生涯研修に関心を持ちました。
正直なところ、これまで研修にはあまり積極的ではありませんでした。研修内容が実務にどう活きるのかピンときていなかったからです。ですが今は、研修を通じて刺激や学びを少しでも得たいと思っています。社会福祉士としての倫理や価値観、専門性について学び続けていくのが生涯研修制度であると理解しました。今のわたしには、それが必要なのかもしれません。
そしてもうひとつ、今後のキャリアに悩む中で、自分だけの強みや独自性を見つけたいと思います。ただ業務をこなすだけではなく、自分だからできる支援、自分らしい専門性を確立したい。これまで働いてきた経験は決して無駄ではないと思いますが、それを言語化し、自分ならではの価値として打ち出す力はまだ足りないと感じています。そのヒントを、研修の中から見つけられたらと思っています。研修を通じて、これまで見えていなかった新たな視点に気づけるかもしれません。高い志を持つ人たちとつながれるかもしれません。そんな期待を抱きつつ、まずは一歩踏み出してみたいと思います。
今のわたしは、目的を見失いかけているのだと思います。ですが、それに気づいたところからスタートラインにしていきたいです。社会福祉士の役割とは何か?これまでの自分自身の経験をどう次につなげるのか?どんな形で人や地域に貢献していきたいのか?そして、これからの人生で自分が本当にやりたいことは何なのか?この生涯研修を、その答えを探すための入り口にしたいと、今はそのように考えています。
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