キャリアと自己研鑽

スキマ時間に読める!Kindleで生活相談員の力を伸ばす本7選

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忙しい毎日のなか、まとまった勉強時間を確保するのはなかなか難しい。でも、「ちょっとしたスキマ時間」ならどうでしょうか?通勤の途中、昼休み、寝る前のひととき——そんな時間を使って、生活相談員としての力をコツコツ伸ばしていけたら理想的ですよね。

そこでこの記事では、Kindleで読める“スキマ時間学習にぴったりな本”を厳選してご紹介します。現場での対応力を高めたい方、生活相談員としてのキャリアを深めたい方、これから生活相談員を目指す方にも役立つ一冊がきっと見つかるはずです。

まだKindleを使ったことがないという方もご安心ください。スマホやタブレットに無料アプリを入れるだけで、すぐに読書を始められます。

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スキマ時間が、あなたの学びの時間に変わる。そんな新しい習慣を、今日から始めてみませんか?

 

この記事を書いた人


takuma

生活相談員(社会福祉士・公認心理師・介護支援専門員)

Xにほぼ毎日投稿しています。

職業情報サイトへ生活相談員に関する記事提供実績あります。その他介護情報サイトへ記事提供実績もあり。

・kindle出版で『 対人援助一年目の教科書: 現役のプロが書いた実践で役立つスキルと心構え』発売しています。

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「生活相談員ラボ」では、「生活相談員×学び」をコンセプトに、介護・福祉に関する情報発信をしています。

実録ルポ「介護の裏」

日々、ご利用者とそのご家族、そして現場職員の間で調整役を担っている生活相談員。そんなあなたにとって、介護現場で実際に何が起きているのかを“多角的に知る”ことは、大きな武器になります。

『実録ルポ 介護の裏』は、普段なかなか表に出ることのない介護現場の裏側に切り込んだ本です。実際の現場で起きている問題—人手不足、過重労働、パワハラ、そして制度の矛盾などが赤裸々に描かれています。
生活相談員という立場だからこそ、見えにくい「現場の温度」や「声にならない不満」を知っておくことで、介護業界のより深い理解と、より適切な支援・関わり方につながります。介護業界のリアルを知るにはとても貴重な一冊です。

  • タイトル:実録ルポ 介護の裏
  • 著者:甚野 博則
  • 出版社:文藝春秋
  • 発行日:2024/5/20
  • 価格:¥1,045

利他・ケア・傷の倫理学

生活相談員として働く中で、「相手のために」と思ってしたことが、うまく届かないと感じたり、どこまで関わるべきか悩むことがあります。

『利他・ケア・傷の倫理学』は、そんなケアの現場で生まれる迷いや葛藤に、哲学的な視点から静かに寄り添ってくれる一冊です。人は誰しも傷つきやすく、不完全な存在。その前提に立って考える「利他」や「ケア」の本質は、制度やマニュアルでは語り尽くせない“人と人との関係性”に深みを与えてくれます。

対人援助の原点に立ち返りたいとき、自分の関わり方を見つめ直したいとき、ぜひ手に取ってほしい本です。

  • タイトル:利他・ケア・傷の倫理学「私」を生き直すための哲学
  • 著者:近内 悠太
  • 出版社:晶文社
  • 発行日:2024/3/30
  • 価格:¥1,980

ソーシャルワーカー「身近」を革命する人たち

この本は、制度や専門職の枠を越えて、地域や社会の中で“人と人をつなぐ”ソーシャルワーカーたちのリアルな姿を描いた一冊です。生活に根ざした課題に向き合い、声なき声に耳を傾け、変化を起こしていく彼らの実践には、福祉の仕事が本来持つ力と希望が詰まっています。

生活相談員として働いていると、制度の限界や現場のジレンマにぶつかることが少なくありません。この本に登場する人たちは、そうした壁に立ち向かい、「支援のかたち」を自ら変えていく力強さと柔軟さを持っています。

「自分にできることは何か?」「現場から社会をどう変えていけるのか?」そんな問いを持つ生活相談員にとって、視野を広げ、新たな一歩を踏み出すヒントを与えてくれる一冊です。

  • タイトル:ソーシャルワーカー「身近」を革命する人たち
  • 著者:井手 英策 / 柏木 一恵 / 加藤 忠相 / 中島 康晴
  • 出版社:ちくま新書
  • 発行日:2019/9/6
  • 価格:¥968

「ゆらぐ」ことのできる力

生活相談員として働く中で、「これでよかったのか」「もっと別の関わり方があったのでは」と迷うことはありませんか?わたし自身、日々悩み揺らいでばかりです。
『「ゆらぐ」ことのできる力』は、そんな“迷い”や“揺らぎ”を否定するのではなく、それこそが人間らしさであり、関わりの出発点だと教えてくれます。

すぐに答えが出ない支援、多様な価値観のはざまで葛藤する日々。そんな中でも、「ゆらぐ自分」を受け入れることで、相談援助のあり方が少しずつ深まっていく——本書は、そんな気づきをくれる一冊です。

「しっかりしなきゃ」と頑張るすべての生活相談員に、心の余白をもたらしてくれる本としておすすめします。

  • タイトル:「ゆらぐ」ことのできる力 ゆらぎと社会福祉実践
  • 著者:尾崎 新
  • 出版社:誠信書房
  • 発行日:1999/11/30
  • 価格:¥2,860

なぜ人と人は支え合うのか

『なぜ人と人は支え合うのか』は、「支援」や「ケア」の根本にある“人と人とのつながり”を、さまざまな視点から問い直す一冊です。

日々、制度や枠組みの中で支援を行う生活相談員にとって、「なぜわたしたちは支え合おうとするのか?」という問いは、時に見過ごされがちです。しかし、この本はその当たり前に思える行動の背景にある、人間らしさや社会性にスポット当て、現場での実践に深みを与えてくれます。
支援の“技術”や“方法論”ではなく、“なぜ支えるのか”という原点に立ち返りたいときに、読んでみたい一冊です。

  • タイトル:なぜ人と人は支え合うのか「障害」から考える
  • 著者:渡辺 一史
  • 出版社:ちくまプリマー新書
  • 発行日:2018/12/6
  • 価格:¥990

聞く技術 聞いてもらう技術

生活相談員の仕事は、話を「聞くこと」が基本。ご利用者やご家族、職員との日々のやりとりの中で、相手の言葉の奥にある気持ちをどこまで汲み取れるかが、信頼関係を左右します。
『聞く技術 聞いてもらう技術』は、そんな相談援助の現場で役立つ“本当に大切な聞き方”と、“自分の思いを伝える力”の両方をバランスよく学べる一冊です。

聞くスキルに自信がある人でも、「ああ、そういう工夫があるのか」と目からウロコの内容がたくさん。相手との関係がうまくいかないと感じたとき、自分の気持ちが伝わらないと悩んだとき、ぜひ読んでみてほしい本です。

  • タイトル:聞く技術 聞いてもらう技術
  • 著者:東畑 開人
  • 出版社:ちくま新書
  • 発行日:2022/10/11
  • 価格:¥946

対人援助一年目の教科書

最後に拙著、『対人援助一年目の教科書』を紹介させていただきます。
この本は、わたしが生活相談員として現場で感じてきた「悩み」「迷い」「戸惑い」——そのすべてをぎゅっと詰め込んだ、いわば“等身大の現場ノート”です。

はじめて対人援助の世界に飛び込んだあの頃、何が正解かもわからず不安に押しつぶされそうだったわたし自身が、「当時の自分に届けたい」と思って書いた本でもあります。
でもこれは、決して新人だけのための本ではありません。支援に正解がないこと、だからこそ自分らしい関わり方を大切にしていいということ。経験を重ねた今でも、その思いは揺らいでいません。
この本が、誰かの「これでいいのかも」と思えるきっかけになれば嬉しいです。
現場のリアルに向き合うすべての生活相談員さんに、ぜひ手に取っていただけたらと思います。

  • タイトル:対人援助一年目の教科書 
  • 著者:takuma
  • 発行日:2024/8/6
  • 価格:¥480

対人援助一年目の教科書: 現役のプロが書いた実践で役立つスキルと心構え

 

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まとめ

生活相談員としての成長は、一日で一気に手に入るものではありません。だからこそ、スキマ時間をうまく活用して、自分のペースで学び続けることが大切です。

今回ご紹介したKindle書籍は、どれも“今すぐ読めてすぐ役立つ”ものばかり。必要なときに、必要な知識をスマホひとつで得られるこの時代、学びのチャンスはいつでもどこにでもあります。

Kindleの登録がまだの方は、以下のリンクから無料で始めることができます。

ぜひこの機会に、あなたに合った一冊を見つけて、生活相談員としての「あなたらしい力」を育てていきましょう。