介護・福祉情報室

【Kindle Unlimited】生活相談員が自己研鑽できる本11選

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生活相談員にとって日々の自己研鑽は大切です。自己研鑽の王道といえばやはり読書。読書はだれでも簡単にできる勉強方法です。読書習慣を確立されている意欲の高い生活相談員の方は多いのではないでしょうか。

しかし、いくら意欲が高くても「本なんか高くて簡単に買えないわ!」というのがわたしの本音です。というのも、生活相談員の給料は決して高くありません。読みたい本があっても、財布と相談した結果あきらめる、そんなこともしばしばです。

「勉強したいけどお金がない…」

そんなわたしみたいな生活相談員にぴったりのサービスがあります。それは、「Kindle Unlimited」です。Kindle Unlimitedは月定額の読み放題サービスです。対象の本限定ではありますが、約12万冊が月額980円で読み放題になります。

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すべての本が電子書籍化されているわけではないので、紙の本でしか発売されていない専門書も多いです。ですが、最近は電子書籍でも読める本が増えてきているのでありがたい限り。

ここでは、Kindle Unlimitedで過去にわたしが読んだ本の中から、生活相談員の自己研鑽につながる本を11冊紹介していきます。2022年4月現在どの本もKindle Unlimitedで読むことができるので、11冊すべて読んだとしても月たった980円という最強のコスパです。電子書籍というツールををうまく活用して、懐にやさしく自己研鑽していきましょう。

福祉の心って何だろう


福祉の心って何だろう

わたしを含め、世の中の「福祉の心」に対する認識って、「無償、または低額で自身の能力を他者に提供すること」みたいなもんじゃないか?ともすればやりがい搾取の口実にされがちなこの「福祉の心」について、掘り下げて書かれているのが本書。普段改まって考えることのない福祉の心について、ちょっと足を止めて考えてみたい人におすすめの一冊。

介護サービスの未来へ ー無形の価値、“質”を考えるー


介護サービスの未来へ ─無形の価値、“質”を考える─

介護業界の未来について、漠然とした不安を抱えながら仕事をしている人は多いと思う。わたしもそのひとりだ。不安は「よくわからない」から不安なのだ。低賃金、人材不足、業務過多…。本書では介護業界が抱える問題点、すなわちわたしたちの不安の正体を可視化してくれる。…まぁ、問題が可視化されたことによって、その問題解決までの途方もない道のりにもまた気付かされてしまうのだが…。

傾聴のコツ ー話を「否定せず、遮らず、拒まず」


傾聴のコツ―――話を「否定せず、遮らず、拒まず」 (知的生きかた文庫)

タイトルの通り、相手の話を“聴く”という「傾聴」のノウハウに特化した一冊。生活相談員にとって傾聴力は必須のスキル。とはいえ人はどうしても自分の話をしたくなるもの。SNSの普及により「自分語り」の傾向は加速している。だからこそ「傾聴力」には価値がある。お坊さんである著者の語る傾聴の話、これは奥が深い。精神論からテクニカルまで網羅され、読んでいて飽きない。傾聴を制すものは人間関係をも制す。

雑談の一流、二流、三流


雑談の一流、二流、三流

たかが雑談と侮るなかれ。本書を読めば雑談の奥深さがわかる。たとえば「三流は話し上手を目指し、二流は聞き上手を目指し、さて一流は何上手を目指す?」というもの。生活相談員として必死に聞き上手を目指していたわたしはまだまだ二流だ。いったい一流は何上手を目指すのか?気になった方はぜひ本書で答え合わせを。

ふくしごと ~福祉で働く人のための、障害者支援の現場から伝えたい未来を考える力~


ふくしごと ~福祉で働く人のための、障害者支援の現場から伝えたい未来を考える力~ (NextPublishing)

カテゴリとしては障害者分野の本だが、高齢者の関連分野なので知っていると役に立つ。障害者支援の具体的内容や制度の諸問題について、現場目線からコンパクトにまとめられている。制度が改正されてきたとはいえ、まだまだ手付かずの問題は多いのだなぁと感じた。でも高齢者も障害者も、支援者として考え方の根底は一緒だなって思う。ページ数は多くないからサクッと読めます。

ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言


ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

認知症研究の第一人者、長谷川和夫さんが書かれた本。晩年にご自身が認知症になり、そこで「やっとわかった」という認知症への気づき。「認知症であることをさげすんだり、恥ずかしいと思わせてしまったりする社会であってほしくない」と語る長谷川さんが次世代に送る珠玉の一冊。認知症にかかわるすべての方に必読の本。

支援者のためのアサーティブコミュニケーション


支援者のためのアサーティブコミュニケーション: ソーシャルワーカー・ケアマネージャー 社会福祉の現場で働くあなたへ

アサーティブコミュニケーションとは、自分を大切にしながら他者も大切にするコミュニケーションのこと。自己主張の苦手なわたしにとって、アサーティブコミュニケーションのスキルはけっこう重要。相手の相談に乗っているときは話を聴くモード全開でコミュニケーションをとる生活相談員も、職場の同僚や上司などとコミュニケーションをとるときはアサーティブな関わりができるようになると、もっと仕事がしやすくなる。

認知症の取扱説明書


認知症の取扱説明書 (SB新書)

「徘徊」や「被害妄想」など、他人から見たら「なんでこんなことするんだろう」って思う認知症者の行動も、医学的に見たら根拠のある行動だったりする。認知症者の問題行動の理由がわかれば、少しは介護者の気持ちが収まるかもしれない(現実はなかなかうまくいかないものだが…)。介護者向けに書かれた認知症者の症状別対応マニュアル本。

人を動かす エッセンシャル版


超訳 カーネギー 人を動かす エッセンシャル版

「人は感情の生き物である。だから正論を振りかざすだけでは動かない。」という至極当たり前なことだが、わたしたちはつい相手に正論を振りかざしてしまう。わたしたちは何のためにコミュニケーションをとるのか?自己を正当化することがコミュニケーションの目的ではない。相手に変化を生み出すことこそコミュニケーションの神髄である。タイトル通り人を動かす考え方、ノウハウが詰まった自己啓発の金字塔。

死の壁


死の壁(新潮新書) 「壁」シリーズ

いわずもがな人間の致死率は100%である。とはいえ、団地に棺が入るようなエレベーターが作られていないように、普段の生活の中に「死」は想定されていない。今を生きるわたしたちにとって「死」とは何なのか?また、「なぜ人を殺してはいけないのか?」「どうなったら死ぬのか?」「安楽死は是か非か?」などなど、死にまつわる様々な疑問に養老先生が答えてくれる。「死」に関与することの多い生活相談員は一読の価値あり。

介護再編 介護職激減の危機をどう乗り越えるか


介護再編 介護職激減の危機をどう乗り越えるか (ディスカヴァー携書)

本書に書かれている「介護をあきらめない」という言葉は、介護業界の未来をなかばあきらめかけていた自分にとってとても強い言葉に感じた。本書の著者ふたりの願いは「介護をあきらめない」だ。前半は介護にまつわる問題点を列挙していき、後半は再編のための具体的なビジョンを提示している。「制度も悪いがわたしたちもしっかりやらないと片手落ちだよね。介護現場でもやることはやっていこう。」と思わされる。

介護事業所を成功に導く はじめての施設長マニュアル


介護事業所を成功に導く はじめての施設長マニュアル

あくまでもマニュアルの域を出ない本ではあるが、基本を知るためにはよい本。内容も施設長向けというよりは、施設長じゃない人が施設長の仕事内容を知るためのもののような感じ。施設長の仕事ってふつうに仕事をしていたら内容がわからない部分が多いから、この一冊でその仕事の概要を把握できるのはよい。もしあなたが将来は施設長になりたいと考えている生活相談員なら、なおさら一度読んでおくと〇。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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