介護・福祉情報室

生活相談員におすすめの営業本『トークいらずの営業術』

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「営業はトーク力だ!」

って思ってませんか?

正直、わたしはそう思っていました。

そんなわたしの気持ちを見透かしたかのような一冊を、今日はご紹介したいと思います。

 

トークいらずの営業術 [ メンタリストDaiGo ]

ご存じ、メンタリストDaiGoさんの本、『トークいらずの営業術』です。

わたしtakuma@takuma3104 生活相談員という、いわば介護業界における営業職をしているわけですが、何を隠そう人見知りの口下手です。

そんなわたしでもこの本を読むことで、「口下手でも営業はできるんだ!」と自信を持つことができました。

きっとあなたも、読み終わったあとは、営業はトーク力じゃないってことがわかって、自信をもって営業ができるようになると思います。

営業に必要な5つの力とは?

「そうはいっても、やっぱりトークなしで営業なんて無理でしょ」

とお思いの方。

そんな方に向けてDaiGoさんは、「営業に必要なのはトーク力ではなくて、5つの力なんだよ」と教えてくれています。

その力とは、

・観察力

・判断力

・行動力

・説得力

・忍耐力

この5つです。

この5つの力を身につけることで、トーク力なんかなくてもバンバン売れる営業になれるんだということです。

詳しくは本書を読んでご確認いただきたいと思いますが、ここではわたしが特にこれは!と感じたところを3つご紹介したいと思います。

ディシュエンヌスマイルを心がける

「さっそくよくわからない言葉が出てきたぞ」、とお思いのあなた

大丈夫です。ちゃんと解説します。

ディシュエンヌスマイルっていうのは、フランスの精神科医、ギョーム・デュシエンヌさんが定めた「本物の笑顔」のことです。

・口角が左右均等に上がっていること

・左右の目尻にカラスの足跡のようなシワができていること

以上のように定義されています。

相手がデュシエンヌスマイルをしていれば、その営業はうまくいっているといえます。

逆に相手の口元がゆがんでいて、目が笑っていなかったら、その営業はあまりうまくいっていないかもしれません。

相手の表情を見抜く観察力が大切になるわけです。

 

そして、もちろんですが、自分自身もこのデュシエンヌスマイルをこころがける必要があるんですね。

緊張しいのわたしは、初対面の人に対して緊張して、ついつい表情が硬くなってしまうことがありました。

口下手であってもいいんです。デュシエンヌスマイルさえできていれば、相手に好印象を与えることはできます。

印象さえよければ、あとはこっちのものです。

 

愛想をよくすることは最強の営業戦術なのです。

 

「とりあえず笑顔」という営業戦略は、メンタリスト的にも効果が保証されたものなのです。

返報性の原理を利用して話を聞く

返報性の原理についてご説明します。

返報性の原理とは、何かをしてもらうとお返しをしなければならないという心理のことです。

 

人は「たっぷり話を聞いてもらった」と感じると、「今度は自分が相手の話を聞かなければ申し訳ない」という感情を持つものなのです。

 

だから、相手の話を聞いて聞いて聞きたおしましょう。

聞きたおすことで、人は相手の話を聞いてくれるようになり、結果的に話す側の説得力が増すのです。

聞きたおすのに必要なのは、トーク力ではありません。

相手の話を聞く力です。

話をするのは苦手でも、聞くことならできます。

人見知りのわたしは、むしろ、聞くことのほうが好きですし得意です。

話し上手よりも聞き上手のほうが営業が向いているっていう、何とも希望の持てる話ですよね。

両面提示をする

3つ目は、両面提示です。

長所だけでなく、短所も合わせて伝えるのが両面提示です。

生活相談員として営業の仕事をしていると、どうしても自分の施設のいいところだけを伝えたくなるもの。

ですが、それでは相手は納得しないものです。

たとえば、「わたしのデイサービスは建物の中が広いので、ゆったりのびのび過ごすことができます」という長所があったとします。

それだけでは、説得力に欠けるわけです。

「利用者数が多いので、アットホームな感じには欠けます」という短所についても、きちんと説明してあげることで、説得力は増します。

自分の施設の短所もあえて伝えることで、相手は納得してくれるのですね。

この両面提示を、意図的に行えるようになることが大切なんだなって思います。

口下手でも営業はできる

DaiGoさんの本はさらっと読むことができるので、おすすめです。

根拠に基づいているので、説得力がありますしね。

「営業はトーク力じゃない」、「口下手でも営業はできる」っていうことがわかって、営業に対しての苦手意識をなくすことができるだけでも、読む価値ありです。

『トークいらずの営業術』、営業必須の生活相談員におすすめの1冊です。

 

この記事を書いた人

takuma

生活相談員(社会福祉士・介護支援専門員)。

デイサービスとショートステイの「生活相談員」という仕事を10年以上続けています。

このサイト「生活相談員ラボ」では、「現役の強みを生かした、現場感覚のある情報発信」をコンセプトに、生活相談員をはじめたばかりの人やこれから生活相談員になる人の役に立つ記事を書いています。

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