介護・福祉情報室

「デイサービスはどう選んだらいいの?」種類と特徴について

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どーも

生活相談員のtakuma@takuma3104 です。

 

仕事柄、デイサービスの見学に来た方へ案内をすることがあります。

 

見学に来る方の大半は、今までデイサービスを利用したことがない方で、どの施設にしようか悩んでいる方です。

そんな方々とお話をしていると、

「デイサービスをどう選んだらいいか分からない」

「どこのデイサービスも同じに見える」

という意見をよく耳にします。

一口にデイサービスと言っても、多くの施設の中から何を基準に選べばよいかなんて、正直無理ですよね。

それは、施設ごとにコンセプトがあり、特色が違うからです。

 

そこでここでは、デイサービスの種類と特徴についてまとめてみました。

 

デイサービスの種類を7つに分けてみました

デイサービスの事業所はそれぞれの事業所ごとに売りを作って、独自にサービスを展開しています。

ここでは大きく7種類に分けてご説明したいと思います。

ですが、「デイサービスの種類はこうです」と、介護保険法であらかじめ定められているわけではありません。

ですので、分け方によってはもっと細かく分けることもできますし、特徴が複合しているデイサービスもあります。

 

リハビリを売りにしたデイサービス

フィットネスクラブをイメージさせるような運動器械を設置していたり、理学療法士などのリハビリスタッフがいたりなど、文字通り“リハビリ”を売りにしたデイサービスです。

リハビリに特化しているため、施設によっては入浴の設備や食事の提供がなかったり、午前と午後の2部制にして短い時間で営業しているところもあります。

「体を動かすことが好き」という方や、「もっと体を動かせるようになりたい」という方におすすめできるデイサービスです。

 

大規模デイサービス

大きな建物の中に、何十人もの人が集まって過ごすデイサービスです。

人がたくさんいるのでにぎやかな印象を与え、多くの方と接する機会が得られます。

人が多い分人間関係も多種多様存在するため、刺激を受けることができます。

お風呂は大きく、複数人で入る作りになっているところが多いです。

「みんなでわいわい過ごしたい」という方にはおすすめです。

 

複合型デイサービス

デイサービスの他に、ショートステイや特別養護老人ホームなどが併設している事業所です。

このタイプのデイサービスは、今はデイサービスだけを利用していたとしても、先々ショートステイや入所が必要になった時に、慣れた事業所内で利用が続けられるというメリットがあります。

一カ所で最後までまかなえるという安心感を得ることができます。

 

レクリエーションを売りにしたデイサービス

パチンコやマージャン、カードゲームなどの娯楽を売りにした、いわゆる『カジノデイ』と呼ばれるものです。(介護保険法上、賛否が分かれていますが…)

娯楽に特化することで、デイサービスに通うことに抵抗を感じている人でも抵抗なく通え、楽しく1日過ごしてもらえる、というところが売りです。

 

小規模デイサービス

大規模デイサービスとは真逆のコンセプトのデイサービスです。

介護保険法では、1日の定員が18名以下だと小規模(地域密着型通所介護と呼ばれます)のデイサービスとみなされています。

人数が少ない分、その人その人に合った細かいサービスを受けることができます。

民家を改築してデイサービスにしているところもあり、家庭的な雰囲気を魅力にしている事業所もあります。

 

認知症特化型デイサービス

介護保険法で『認知症対応型通所介護』と呼ばれるものです。

定員は12名以下となっています。

認知症のケアに特化することで、より専門的な介護を提供することを期待されて運営されています。

 

年中無休のデイサービス

お盆や正月、日曜祝日などは営業していない事業所が多いですが、中には年中無休で営業しているデイサービスもあります。

祝日でデイサービスがお休みになってしまうと、利用する側としては使い勝手が悪くなってしまいますので、選ぶポイントのひとつになります。

いつでも利用できるので、急にデイサービスを利用したくなったときなどでも柔軟に対応してくれたりします。

 

まとめ

お住いの場所によっては、「選べるほどデイサービスがない」という地域もあると思います。

しかし、一昔前と比べてデイサービスは細分化が進んでいるため、選ぶ側にもある程度の知識が必要な時代となっています。

『リハビリを期待していたのに、行ってみたら古民家を改修したような落ち着いた雰囲気のデイサービスで、1日ゆっくり過ごしてきた』

といったことにならないように、あらかじめそのデイサービスの特徴を確認してから利用を始められるとよいと思います。

「こんなはずじゃなかった」

と、あわてて別のデイサービスを探すのは正直面倒臭いですので、あらかじめデイサービスの特徴を知ったうえで、ご自身に合ったデイサービスを見つけてみてくださいね。

 

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