生活相談員はコミュ障でもできる?内向的な性格を強みに変える傾聴術
「コミュニケーションが得意じゃないから、生活相談員の仕事なんて無理かも……」
「雑談が苦手だし、スラスラと言葉が出てこない」
福祉や介護の仕事に興味があっても、自分の性格が人見知りやコミュ障だと感じて一歩を踏み出せない方は少なくありません。
結論からお伝えすると、会話が苦手で内向的な性格であっても、生活相談員は十分に務まります。
実際、わたし自身もかなりの人見知りで内向的な性格です。雑談や世間話は今でも得意ではありませんし、必要なことだけを最小限の言葉で済ませたいと思ってしまうタイプです。ですが、なんだかんだで対人援助の仕事を10年以上続けています。
今回は、内向的なわたしが現場で感じる苦労と、内向的な性格だからこそ発揮できる傾聴術についてお話しします。
takuma
生活相談員(社会福祉士・公認心理師・介護支援専門員)
デイサービスとショートステイで、利用者・家族・職員の“間”に立ちながら日々奮闘しています。
現場で感じた違和感や気づきを言葉にし、「学び続ける相談員」を目指して情報発信中。
・kindle出版で『対人援助一年目の教科書』『学び続ける生活相談員』発売中。
・職業情報サイトへ生活相談員に関する記事提供実績あります。その他介護情報サイトへ記事提供実績もあり。
・Xでも発信しています。
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内向的な人が現場で直面する「会話の壁」
正直に言うと、最初からすべてが上手くいったわけではありません。わたしが特に苦労したのは世間話や雑談です。
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要件のない雑談が苦手で、すぐに本題に入ろうとしてしまう
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人間関係の潤滑油となるような無駄話が上手く展開できない
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話があちこちに飛ぶ人や長話をする相手だと、エネルギーを消耗してしまう
「もっと気の利いた会話ができればいいのに……」と悩む時期もありました。しかし、現場での経験を重ねる中で、「対人援助に求められるコミュニケーションは、上手なおしゃべりだけではない」ということに気づいたのです。
内向的な性格を強みに変える「3つの傾聴術」
「口数が少ない」「喋るのが苦手」というネガティブに思える特徴は、裏を返せば対人援助の現場で最大の強み(傾聴力)になります。
「話さない」からこそ、相手にたくさん喋ってもらえる
こちらがペラペラと喋らない分、自然と「聴き手」に回ることができます。
対人援助で最も重要なのは、自分の話を上手にすることではなく「相手の思いや悩みを引き出し、しっかり聴くこと(傾聴)」です。喋るのが苦手だからこそ、相手にじっくり話をしてもらえる環境を作ることができます。
相手に圧迫感を与えない「静かな関わり」
社交的でパワフルな人が得意なご利用者もいれば、静かで落ち着いた雰囲気の人に安心して心を開くご利用者もたくさんいます。
内向的な人が持つ穏やかさや静かな立ち振る舞いは、相手に緊張感や圧迫感を与えず、安心感を提供する大きな強みになります。
必要な情報をシンプルに整理して聴ける
無駄な会話を好まない内向的な気質は、「相手の話の本質」や「本当に困っていること」を客観的に整理しながら聴く力につながります。過度な感情移入をせず、冷静に必要な支援へつなげる相談員としての役割において、この姿勢はとても役に立ちます。
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まとめ
生活相談員の仕事は、おしゃべり上手や人当たりの良さだけで決まるものではありません。
最初は会話にぎこちなさを感じたり、自分の性格に落ち込んだりすることもあるかもしれません。しかし、仕事上のコミュニケーションはある程度「慣れ」でカバーできる部分が非常に大きいです。
「人見知りだから」「コミュ障だから」と諦める必要はまったくありません。あなたのその静かで丁寧な関わり方を必要としている人が、現場には必ずいます。
