突然ですが、皆さんは「デイサービスの料金」ってどのくらいかご存知ですか?
実際に利用してみないとなかなか相場がわからないものですよね。そこで今日は、知っているようで知らないデイサービスの「お値段」について深掘りしてみたいと思います。
takuma
生活相談員(社会福祉士・公認心理師・介護支援専門員)
デイサービスとショートステイで、利用者・家族・職員の“間”に立ちながら日々奮闘しています。
現場で感じた違和感や気づきを言葉にし、「学び続ける相談員」を目指して情報発信中。
・kindle出版で『対人援助一年目の教科書』『学び続ける生活相談員』発売中。
・職業情報サイトへ生活相談員に関する記事提供実績あります。その他介護情報サイトへ記事提供実績もあり。
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1日遊んで食べてお風呂に入って「約2000円」
もちろん介護度や事業所によって細かな加算(入浴や専門スタッフの配置など)は異なりますが、ざっくりとした相場は1日あたり約2000円(1割負担の場合)です。
内訳のイメージはこんな感じ:
介護保険の自己負担分(1割の場合): 約1000円
お食事代: 約600円〜1000円
合計: 約2000円
朝にお迎えに行って、夕方に帰ってくる「1日型」の一般的なデイサービスなら、だいたいこのくらいの金額で利用できます。
他のサービスと比較してみると…破格すぎる!?
この「2000円」という数字。皆さんは高いと感じますか?それとも安いと感じますか? ここで、普段わたしたちが利用している他のサービスと比べてみましょう。
1. タクシーと比較
デイサービスは自宅まで送り迎えをしてくれます。これ、タクシーを往復で呼んだらどうでしょう?
今の時代、2000円なんてあっという間に超えてしまいますよね。
2. スーパー銭湯と比較
お風呂はどうでしょうか。
最近のスーパー銭湯は1000円以上するところも多いですよね。 デイサービスの入浴加算は、1割負担の方ならたったの40円〜50円程度。事業所に入るお金(10割)で考えても400円〜500円です。専門のスタッフが介助についてこの価格は、正直驚きです。
3. 定食屋・喫茶店と比較
お昼ご飯も栄養バランスが考えられていて1000円以下。
最近はラーメン1杯でも1000円超えることがありますから、かなり良心的です。 さらに、日中の飲み物(お茶やコーヒー)代は無料のところが多いですよね。喫茶店なら1杯数百円はします。
介護現場が抱える「闇」と「リアル」
こうして見ると、デイサービスは「タクシー + 銭湯 + 定食屋 + 喫茶店」が合体したような場所。しかも、相手はサポートが必要な「要介護」の方々です。自立している方向けの一般サービスよりも、本来はもっと付加価値が高いはずなんです。
ここで一つ大きな問題があります。 それは、「介護施設は勝手に値上げができない」ということ。
物価が上がっても、電気代やガソリン代が高騰しても、人件費が上がっても
介護報酬は国が決めるものなので、一般の飲食店や銭湯のように「明日から100円値上げします」というわけにはいきません。この「価格設定の自由がない」という点が、今の介護業界の苦しい現実(闇)でもあります。
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まとめ
「1日2000円」という料金。 利用者様にとっては非常にありがたい、コスパ最強のサービスであることは間違いありません。
ですが、その裏側では現場の工夫や、制度上の厳しい制約があることも、ちょっとだけ知っておいてもらえると嬉しいです。
皆さんは、この2000円という値段、どう感じましたか?


