本日は、わたしの勤務するデイサービスで開催した「お誕生日会」のエピソードを綴りたいと思います。
わたしの働く施設では毎月、その月に誕生日を迎えられたご利用者を皆でお祝いしています。 大切にしているのは、単にお祝いの言葉を贈るだけでなく、スタッフによる「余興」を通じて、その場にいる全員で楽しい時間を共有することです。
takuma
生活相談員(社会福祉士・公認心理師・介護支援専門員)
デイサービスとショートステイで、利用者・家族・職員の“間”に立ちながら日々奮闘しています。
現場で感じた違和感や気づきを言葉にし、「学び続ける相談員」を目指して情報発信中。
・kindle出版で『対人援助一年目の教科書』『学び続ける生活相談員』発売中。
・職業情報サイトへ生活相談員に関する記事提供実績あります。その他介護情報サイトへ記事提供実績もあり。
・Xでの発信もしています。
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1月のテーマは「お餅つき」
今月は1月ということで、季節感のある「餅つき」をモチーフにした出し物を披露しました。 といっても、本物の道具を使うのではなく、段ボールで手作りした「臼(うす)」を使ったちょっとした芸です。
わたしは「お餅役」として臼の中に見立てた段ボールに身を隠し、もう一人のスタッフが杵(きね)を振り下ろすタイミングに合わせて、中から勢いよく飛び出します。 見た目は「お餅がつかれている」ように見えますが、中の私は必死にスクワットを繰り返している……という仕掛けです。
「普段は真面目に仕事をしているスタッフが、一生懸命にお餅になりきっている」 その少し意外な姿に、皆様がクスッと笑ってくださればという思いで企画しました。
米寿のお祝いに、88回の感謝を込めて
実は今年のわたしの個人目標の一つが「毎日スクワット」ということもあり、体力には多少の自信がありました。しかし、今回は嬉しい誤算がありました。
相方のスタッフが「何回つきましょうか?」とお誕生日のご利用者に尋ねたところ、返ってきたのは「88回!」という元気なお声。 本日主役を迎えられたのは、めでたく米寿(88歳)を迎えられたご利用者だったのです。
お祝いの席ですから、もちろん全力でお応えしました。 88回のスクワットは想像以上にハードで、終盤は足がプルプルと震えるほどでしたが、回数を重ねるごとに皆様の手拍子が大きくなり、会場が一体となっていくのを感じました。
やり遂げたあとの皆様の弾けるような笑顔と温かい拍手。 その光景を見たとき、疲れよりも「やってよかった」という充実感が勝りました。
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「非日常」を演出するということ
デイサービスに来られるご利用者の中には、日常生活の中で楽しみや刺激を見つけることが難しくなっている方もいらっしゃいます。 だからこそ、わたしたちは「非日常」を届けることを大切にしています。
普段は見せないような表情で全力で芸を披露したり、季節を感じる工夫を凝らしたり。 そんな「ちょっとした変化」が、ご利用者の皆様にとっての楽しみになり、生活に彩りを添えるきっかけになるのではないかと考えています。
88歳という素晴らしい節目に立ち会えたことに感謝しつつ、これからも皆様に心地よい笑いと活力を届けられるよう、わたし自身も日々成長していきたいと思います。
皆様の施設ではどのようなお誕生日会をされていますか?


