生活相談員の基礎知識

デイサービス利用者を増やしたいなら、まず「目の前の利用者」を大切にしよう

※当サイトではアフィリエイト広告を使用しています

デイサービスの生活相談員として働いていると、どうしても「新規利用者を増やしたい」という目標が意識の中に強くあります。事業所の経営や運営には、一定数の利用者が必要だからです。そのため、ケアマネジャーに営業をかけたり、宣伝を工夫したりと、様々な方法を試すことも多いのではないでしょうか。

ですが、いくら「新規利用者を紹介してください」とお願いしても、今通っている利用者への対応が悪いデイサービスには、ケアマネから新しい方を紹介してもらえることはありません。
これはわたし自身、現場で痛感していることです。

 

この記事を書いた人

takuma

生活相談員(社会福祉士・公認心理師・介護支援専門員)

Xにほぼ毎日投稿しています。

職業情報サイトへ生活相談員に関する記事提供実績あります。その他介護情報サイトへ記事提供実績もあり。

・kindle出版で『 対人援助一年目の教科書: 現役のプロが書いた実践で役立つスキルと心構え』発売しています。

詳しい自己紹介はこちら

takuma
takuma
「生活相談員ラボ」では、「生活相談員×学び」をコンセプトに、介護・福祉に関する情報発信をしています。

 

Check it out!

「対人援助一年目の教科書」 Kindleにて好評発売中です!

対人援助一年目の教科書: 現役のプロが書いた実践で役立つスキルと心構え

 

今いる利用者を大切にできていますか?

わたしのデイサービスでも「利用者数を増やそう!」と営業活動に力を入れています。ケアマネに何度も連絡し、新しい利用者を紹介してもらえるよう、日々動いています。

ですが、正直、目の前の利用者さんやご家族の声をじっくり聴く時間が減っていると思います。「どうすれば新しい利用者を呼べるか」「数字を上げるにはどうするか」と、目先の数字ばかりに目が向いてしまっているのです。

その結果、ある利用者さんから「別のデイサービスに行きたい」と言われてしまうことがありました。
これは本当にショックでしたし、悔しかったです。

利用者が減る原因は「足元」にある

よく考えてみると、営業をがんばっているときよりも、愚直に利用者さんやご家族の話を聞き、ケアマネとしっかり連絡をとっていた時期の方が、仕事が楽しく、利用者数も安定していたように思います。

結局のところ、営業の極意は今いる利用者をどれだけ大切にできるかにかかっていルのではないでしょうか。

ケアマネも「安心して任せられる」「対応が丁寧で信頼できる」と感じた事業所にこそ、新しい利用者を紹介したいと考えます。
逆に、現場で不満が出ているデイサービスには、自然と新規紹介は来なくなります。

ヒントはすぐそばにある

最近、わたし自身「デイサービス利用者数を増やしたい」とばかり考え、利用者さんひとりひとりとじっくり話す時間が減っています。
ですが、利用者の気持ちを知らずに、どんなに良い方法を考えても意味がありません。

改めて、

  • もっと利用者としっかり対話する

  • ご家族の声にも耳を傾ける

  • ケアマネとの情報共有を大切にする

こういった当たり前のことを徹底することが、実は一番の近道だと気づきました。

生活相談員ラボは「生活相談員×学び」がコンセプトのブログです

生活相談員の基礎知識はこちら

おすすめ書籍はこちら

さらに深く学ぶなら

本気で学ぶケアスタッフのための総合オンラインセミナー.『ケアラル』

社会福祉士に合格する人の講座【合格必勝Web講座】

介護の資格・転職なら

介護・福祉・医療の資格を取るなら『シカトル』

介護の転職なら『介護求人ラボ』

おわりに

デイサービスの利用者を増やすには、決して遠くの誰かに営業することだけが正解ではありません。
今来てくださっている利用者さんやご家族を本当に大切にできているか。
ここを見直すことで、自然と評判が広がり、新規利用者も集まってくるものです。

わたしと同じように、デイサービスの新規利用者を増やしたいと思っている人は、目の前の利用者の声に、もう一度じっくり耳を傾けてみましょう。
「どうすれば利用者が増えるか?」のヒントは、意外とすぐそばにあるものです。

最後までお読みいただきありがとうございました。