こんにちは、takumaです。
介護者を抱える家族にとって、日々の負担は精神的にも身体的にも大きなものですよね。そんな方にこそおすすめしたいのが、ショートステイという介護サービスです。ショートステイは、家族介護者の負担を軽減するために超効果的。この記事では、その理由を3つご紹介したいと思います。
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takuma(@takuma3104 )
生活相談員(社会福祉士・公認心理師・介護支援専門員)。
デイサービスとショートステイの「生活相談員」という仕事を10年以上続けています。
このサイト「生活相談員ラボ」では、「現役の強みを生かした現場感覚のある情報発信」をコンセプトに、生活相談員をはじめたばかりの人やこれから生活相談員になる人の役に立つ記事を書いています。
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家族介護者の負担軽減のためにショートステイが効果的である理由は、次の3つです。
・他サービスと比べて、家族が介護から解放される時間が長い
・夜間の介護をしなくて済む
・「もしものときには泊まれる」という安心感
ひとつひとつ解説していきます。
他サービスと比べて、家族が介護から解放される時間が長い
ショートステイは、主に日中だけ利用するデイサービスや訪問介護と異なり、利用者が施設に宿泊するサービスです。たとえばデイサービスの場合は、日中数時間の利用が基本となりますが、ショートステイなら短くても1泊2日、場合によっては数日間の利用も可能になります。
このように、他のサービスと比べて家族が介護から解放される時間が長いのが、ショートステイの特徴です。この間、家族は介護から完全に解放され、休息を取ることができます。
夜間の介護をしなくて済む
介護の中でも、夜間の負担は特に大きいと言われます。認知症のある高齢者の徘徊や頻繁なトイレ介助など、夜間の対応は家族の睡眠を妨げる原因となり、心身の健康に悪影響を及ぼします。
ショートステイを利用することで、夜間の介護をプロに任せることができ、家族は安心して十分な睡眠を取ることができます。しっかり眠れるということは、疲労回復のために非常に重要な要素です。
「もしものときには泊まれる」という安心感
ショートステイの利用契約を一度しておくと、急に宿泊が必要になったときでも泊まることができます。介護者自身が体調を崩したり、旅行や冠婚葬祭でどうしても家を空けなければならなかったりする場合に、ショートステイが使えると便利です。
「もしものときには泊まれる」という安心感は、家族介護者にとって精神的に大きな支えになるはずです。さらに、普段から定期的に泊まっておくことで、利用者も施設の環境に慣れることができるでしょう。
まとめ
ショートステイの利用が家族の介護負担を軽減する理由を3つご紹介しました。
・他サービスと比べて、家族が介護から解放される時間が長い
・夜間の介護をしなくて済む
・「もしものときには泊まれる」という安心感
ショートステイは、家族が長期的に介護を続けていくためにとても便利なサービスです。利用者本人だけでなく、家族介護者を含めた家族全員が無理のない生活を送れるように、ぜひ一度利用してみることをおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございました。