こんにちは、takumaです。
今年も年末年始が近づいてきましたね。
うちのショートステイでは、11月の時点ですでに年末年始の予約がいっぱいになってしまいました。事業所としてはありがたいことです。
うちのショートに限らず、どこのショートステイでも年末年始は需要が高まる時期かなと思います。
実はこの時期にショートステイの需要が高まるのは、色々と理由があるんです。
そこでこの記事では、年末年始のショートステイについてわたしtakumaが生活相談員として思うことを書いていきたいと思います。
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takuma(@takuma3104 )
生活相談員(社会福祉士・公認心理師・介護支援専門員)。
デイサービスとショートステイの「生活相談員」という仕事を10年以上続けています。
このサイト「生活相談員ラボ」では、「現役の強みを生かした現場感覚のある情報発信」をコンセプトに、生活相談員をはじめたばかりの人やこれから生活相談員になる人の役に立つ記事を書いています。
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年末年始の介護サービス事情
在宅で生活している要介護高齢者は、ヘルパーやデイサービスなど様々な介護サービスを利用しながら生活しています。
介護保険サービスの他にも、配食サービスなど保険外サービスを利用している方もいらっしゃいますよね。
そういった各種サービスは年末年始になると、正月休みに入ってしまうことが多いです。
もちろん全ての事業所ではありませんが、多くの事業所はお正月休みに入ります。
まぁ年末年始ですからねぇ…。休んだって誰も文句は言いませんよ。
ですが、困ってしまうのは利用者です。
普段ヘルパーや配食サービスを利用している方たちは、サービス事業所がお休みになってしまうと生活が成り立たなくなってしまいます。
ピンチ…。
そこに現れる救世主、それがショートステイなんです。
お正月のショートステイが人気の理由
他の介護サービスがお休みする中、ショートステイは年末年始も営業しています。
ですから、この時期はショートステイの需要が高まるわけですね。
お正月の1ヶ月以上前であるにもかかわらず、うちのショートもすでに予約で満室です。
普段定期的にショートステイに泊まりに来る人の他、年末年始だけ泊まりに来る人なんかもいらっしゃいます。
ほんとにこの時期のショートステイの人気っぷりはスゴイ!
ショートステイがないと年を越せない人、きっとたくさんいます。
というわけで、ショートステイの生活相談員として、この時期はショートステイの存在意義を普段以上に感じゆわけです。
お正月を家で過ごせない高齢者
年末年始になると、お正月休みに入る家族介護者の方も多くいらっしゃいます。
お休みで家にいらっしゃるにもかかわらず、同居しているおじちゃんおばあちゃんをショートステイに預けるケース、、けっこうよくあるケースです。
「お正月に家に帰れないなんてかわいそう」
「家族が面倒見て家で過ごさせたらいいのに」
みなさんはどう思いますか?
わたし個人の意見を言うなら、どのご家庭にも都合がありますから、年末年始ショートに預ける家族にネガティブな感情を抱くことはありません。
そもそも家族内の事情を何も知らない他人のわたしが、どうこう言える話ではないです。
しかしながら、「正月くらい家で過ごしたかった」「家に戻してくれ」というようなショートステイご利用者の話を聞いて、その気持ちに共感を覚えることはあります。
かといって、こちらで勝手に連れて帰すわけにもいきませんよね。
ショートステイができることはひとつ。
それは、泊まっているご利用者の方に少しでも喜んでもらうことだとわたしは思います。
本当は泊まりたくないショートステイ。
そこに泊まっている中で、何か少しでも笑えたり、ほっこりできたりすることがあれば、嫌な気持ちも少し和らぐのではないでしょうか。
「嫌だったけど、ちょっと楽しいこともあったな」と思ってもらえるように、年末年始、頑張っていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。