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わたしの気持ちをわかって
「相談に乗るための7つの法則」の2つ目は「感情を引き出す」です。
こちらも例をもとに説明していきます。
相葉さん 41歳 男性 会社員
昨夜から急に左肩が痛くなりました。少し動かすだけで激痛があります。どこかにぶつけた覚えはありませんし、今までこのような痛みが出ることはありませんでした。
一晩様子を見ても痛みが治まらず心配になった相葉さんは、病院で診てもらうことにしました。
森本先生 53歳 男性 医師
T総合病院の整形外科医。外来患者さんの診察で忙しい毎日をおくっています。
森本先生
どうされました?
相葉さん
実は、昨日から左肩が痛くて困ってるんです…。こんな痛みはじめてだから不安で…。
森本先生
そうですか。じゃあちょっと検査してみましょう。
相葉さん
…はい。(あれ、それだけ?俺こんなにツラいのに、この先生わかってくれてるのかなぁ?)
(検査後)
森本先生
検査の結果特に異常はないですね。痛み止め出しておきますから、これで様子見てください。じゃあ、これで。
相葉さん
「(えっ、もう診察終わりなの!?この先生俺の話全然聴いてくれてないじゃん!)ハイ…あ、ありがとうございました。」
相葉さんは、今までに経験したことのない痛みの不安を先生にもっと聴いてほしかったのに、森本先生はそっけない態度で相葉さんの不安に耳を傾けようとしませんでした。
痛み止めを飲んで徐々に痛みは落ち着いてきましたが、相葉さんの気持ちのなかには森本先生に対する不満が残ってしまいました。