介護サービス全般

利用者の名前「名字」で呼びますか?「下の名前」で呼びますか?

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どーも

生活相談員のtakuma@takuma3104 です。

この前こんな内容のツイートをしました。

この件に対して、皆様から多くのコメントをいただきました。そこでここでは、この「介護施設で利用者をどう呼べばいいか問題」についてまとめてみましたので、興味のある方はご一読ください。

やっぱり名字で呼ぶのが無難。でも…

このツイートを通してわたしが出した結論は、利用者を呼ぶ際に「名字で呼んだほうが無難」ということです。日本の社会には、初対面の人に対して「名字で呼ぶ」という慣習があります。あえてその慣習に逆らって下の名前で呼ぶより、まずは無難に名字で呼んだほうがベターであると考えるからです。下の名前で呼ばれると不快に感じる人がいるかもしれませんが、名字で呼んでおけば失礼に思われることはありません。名字で呼ぶことで、接遇の最低ラインは保証されます。もちろん、「下の名前で呼んでほしい」という人も中にはいると思いますが、相手が下の名前で呼んでほしいと思っているかどうかわからないのであれば、あえて下の名前で呼んでリスクを冒す必要はありません。名字で呼んでおけば間違いないでしょう。

ただし例外はある

もちろん、下の名前で呼んでほしい人も中にはいます。その人に対しては、下の名前で呼べばいいのではないでしょうか。ほかにも下の名前で呼ぶケースとしては、「同性の利用者がいる場合」や「利用者から呼称のリクエストがある場合など」です。認知症のある方などで「下の名前や愛称で呼ぶと反応が返ってくる」方もいるかもしれません。

そういった方に対しては、あらかじめ施設内で利用者の呼び方を決めておくとよいと思います。事前に本人や家族に確認しておくのも手ですね。施設によっては、利用者の呼び方をスタッフと利用者それぞれの関係性に任せているところもあると思います。第三者から見て失礼に当たるような呼称でなければ、それもありかもしれませんね。

「名字か下の名前か」という二者択一はナンセンス

このツイートを通して思ったのは、そもそも「名字か下の名前か」という二者択一の時点でナンセンスだったなぁということです。

先に書いたように、わたしは「呼称は名字を基本とする」と考えていますが、すべての利用者を一緒くたに名字で呼べばいいというわけではありません。名字より下の名前で呼ばれたほうがうれしい人だっていますし、TPOによって使い分けることも必要だと思います。名字か下の名前かどちらかが絶対的に正しいということはないので、基本を押さえつつも柔軟に対応することが必要なんだなって思いました。何事も二元論で語ることはできませんね。

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