介護・福祉関連情報

読書メモVol.10『発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち』

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本書の概要

読書記録

この本を読んだ理由

長男がADHDと診断されている。そのため、ADHDに関する知識を得たいと思っている。よさそうだと思った本があったら、片っ端から読みたい。その本のうちのひとつ。2021/5/30読了。

100文字要約

発達障害の人は周りから自身の特性についての理解を得られず、生きづらさを感じる。自分にどんな特性があるかを知り、どのように生活を調整したらよいかを考えよう。少数派には少数派の生き方がある。

本書から得た知見

① 発達障害と向き合うためには?

発達障害を「~ができない」ものとして考えるのではなく、「~よりも~をしたがる」傾向があるもの(その結果、〜ができない)として考えるとよい。その傾向が少数派であるがゆえに、その傾向が少数派であるがゆえに、発達障害の人たちは周囲からの理解を得られず、生きづらさを感じてしまうことが多い。無理に多数派に合わせようとせず、その特性に合った生活を組み立てていくと、生活上の支障が出にくくなる。

② 「活動的」と「ADHD」の違いとは?

活動的な人は何か好きな活動をするとき、その活動にしっかりと集中している。それに対してADHDの人は、好きな活動でも集中しきれず途中でほかのことを始めてしまう。「ひとつひとつの活動をやり切る粘り強さがあるかどうか」「活動への興味を自分である程度コントロールできるかどうか」という点をくわしく観察することが、ADHDかどうかを見極めるポイントになる。

③ ADHDの特性は?

忘れ物やなくし物が多く生活に支障をきたしてしまう。ひとつつひとつの活動に集中しきれず、作業途中でほかの新しいことを始めてしまう。(程度の強弱は人それぞれ違う) ADHDの人はじっとしていることが苦手だが、それは思い立ったらすぐに行動に移せるという長所でもある。発言・行動・発想の積極性が武器になる。

キラーフレーズ

不注意で、しかも落ちこみやすいという人もいるでしょう。そういう人は、自分はどの部分でまわりの人に貢献できるだろうかと考えてみてください。どんなことでもかまいません。自分の得意なところを生かしながら、不注意をフォローしてもらえる形を目指して、環境調整にとりくんでいきましょう。

 

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