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読書メモVol.3『フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』

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本書の概要

読書記録

この本を読んだ理由

Kindle Unlimitedで読み放題の対象になっていたため読んだ。青山学院大学を箱根駅伝優勝まで導いたという実績の裏に隠れたプロセスに興味があり、そのノウハウのなかに自分の仕事に活かせるものがあればと思った。2022/3/14読了。

100文字要約

青学陸上競技部を強いチームにするために、原監督はいったい何をしたのか?青学陸上競技部は、ビジネスノウハウを活用して築き上げられた。ビジネスというグラウンドに埋まった「人と組織」を強くするノウハウを、47の言葉にして紹介。

本書から得た知見

① 強い組織をつくるには?

監督が指示を出さなくてもメンバーそれぞれがやるべきことを考え、実行できるのが理想のチーム。「コーチング」の前にまず「ティーチング」を行い、十分な土台をつくる。組織の目標を達成するためにはなにが必要で、自分たちはなにをすべきなのか、具体的に教える段階が必要。やり方がわからないのに自主性を与えても、間違った方向に行ってしまう。

そのうえで、メンバーひとりひとりの自主性を重んじるステージ(コーチング)へ移る。メンバーが監督に相談しやすい雰囲気をつくったり、監督が答えを出さずにメンバーが考えるのを待ったりすることで、ひとりひとりが考えて動けるようになっていく。そうすることで強い組織ができる。

② リーダーの資質とは?

組織を強くするために必要不可欠なのが、リーダーの存在。リーダーに必要なのは、チームの空気を変えられること。いちばんつらいときに明るく前向きな空気をつくれる人がリーダーである。「できない理由ではなくできる理由を考え、前向きな視点でメンバーにメッセージを伝えられる」これがリーダーに必要な資質である。

③ 管理職の仕事とは?

管理職は管理するのではなくて、「感じる」のが仕事である。組織内になにか変わったことがあれば、雰囲気に違和感がある。それを察知して自分自身がなにをすべきか判断する。本気で観察しなければ、ちょっとした変化に気づくことはできない。毎日観察することで違いに気づけるようになる。

キラーフレーズ

私が意識しているのは陸上界でよく使われる言葉、いわゆる陸上用語を使って指導するよりも、選手が興味を抱く話題にどう置き換えて、わかりやすく説明するかということです。

(中略)その選択肢になりえる言葉は、世の中にごまんとあります。できるだけ自分のものとしてストックしておくためには、常にネタを集めておく必要があります。だからこそ私は、テレビのバラエティ番組、お笑い番組、報道番組、ドラマなどを観るときには、「もしかすると指導に使えるかもしれない」というアンテナだけは張っておくようにします。つまり、何も考えずにだらだらとテレビを観ることはありません。どこに選手の能力や意識を向上させる言葉が隠れているかわからないからです。

 

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