どーも!
takumaです!
今回は、福祉業界の平均年収の話です。
安い安いと言われ続けている福祉の仕事ですが、本当に安いのか?!
具体的な数字を調べたいと思ったものですから、せっかくなのでブログにしたいと思います。
わたしは大学を卒業して現在35歳なので、35~39歳の年代の大卒男性の平均年収を他業種と比較しました。
35~39歳といえば、結婚して子どもも大きくなってきて、何かと物入りになる年頃です。
いくら、
「お金が全てではない」
といっても、よりよい人生を送るために、お金の力は必要になりますよね。
ここでは、厚生労働省が毎年行っている「賃金構造基本統計調査」を元に、以下の表にまとめてみました。
35~39歳 男性 大学・院卒 平均年収(手当、賞与込)
主要な業種 | 平均年収 | |
1 | 金融商品取引業 | 1300万円 |
2 | 航空運輸業 | 1040万円 |
3 | 保険業 | 870万円 |
4 | 水運業 | 785万円 |
5 | 法律、行政書士、コンサル等 | 780万円 |
6 | 銀行業 | 780万円 |
7 | 通信業 | 770万円 |
8 | 放送業 | 750万円 |
9 | 貸金業 | 730万円 |
10 | ガス業 | 730万円 |
11 | 医療業 | 710万円 |
12 | 電気業 | 710万円 |
13 | 学術・開発研究期間 | 705万円 |
14 | 広告業 | 655万円 |
15 | 学校教育 | 640万円 |
16 | 不動産・物品賃貸業 | 640万円 |
17 | インターネットサービス業 | 640万円 |
18 | 鉄道業 | 615万円 |
19 | 建設業 | 615万円 |
20 | 卸売業 | 605万円 |
21 | 映像・音声・文字情報制作業 | 590万円 |
22 | 情報サービス業 | 590万円 |
23 | 製造業 | 570万円 |
24 | 政治・経済・文化団体 | 550万円 |
25 | 宗教 | 520万円 |
26 | 娯楽業 | 515万円 |
27 | 機械等修理業 | 515万円 |
28 | 小売業 | 490万円 |
29 | 社会教育、職業支援、塾等 | 485万円 |
30 | 飲食業 | 470万円 |
31 | 郵便局 | 465万円 |
32 | 倉庫業 | 455万円 |
33 | 洗濯・理美容・浴場業 | 445万円 |
34 | 廃棄物処理業 | 440万円 |
35 | 道路貨物運送業 | 435万円 |
36 | 社会保険・社会福祉・介護事業 | 430万円 |
37 | 自動車整備業 | 420万円 |
38 | 宿泊業 | 410万円 |
39 | 職業紹介・労働者派遣業 | 400万円 |
40 | 道路旅客運送業 | 370万円 |
41 | 水道業 | 365万円 |
「福祉の仕事」は【社会保険・社会福祉・介護事業】という業種にあたります。
その順位はなんと!順位は主要41業種中、37位!でした…
そして、平均年収は約430万円!
うん、やっぱり安い!!
トップの【金融商品取引業】と比べると、およそ3倍の開きがあります!
でもまだ、福祉の仕事の下に5業種がありますね。
【自動車整備業】【宿泊業】【職業紹介・派遣業】【道路旅客運送業】【水道業】
の5業種です。
しかし、この5業種と福祉の仕事とでは決定的な違いがあります。
それは、業種の規模です。
【自動車整備業】【宿泊業】【職業紹介・派遣業】【道路旅客運送業】【水道業】
はどれも小規模な業種であり、これら5業種全てを合わせても、全体の2.5%にしかなりません。
かたや「福祉の仕事」は、1業種だけで全体の4%を占めています。
かなり大きな業界であるといえるでしょう。
ですので、
大学卒35歳男性においても
「福祉の仕事は、主要な産業の中でいちばん平均年収の低い業界である」
ということが、この調査からわかってしまいました…
ちなみに、全産業の平均年収は525万円です。
平均より100万円近くも安いのですね…
35~39歳の働き盛り、今が稼ぎ時の世代にとっては、つらい結果となってしまいました。
これが現実ということで、事実として受け止めるしかないですね。
福祉の仕事…
必要不可欠なんですけどね。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。