介護保険料って、毎年増えてますよね。
2000年の介護保険法が始まった当初、介護保険料の全国平均は2911円でした。
それが2018年の時点では、全国平均5869円です。
18年で約3000円も増えてるんですね!
要介護者の増加に伴って介護保険料が増えていくことは、きっと介護保険法が制定された時点でわかっていたであろう話です。
人口動態のデータなんて昔からありますからね。
将来少子高齢化が急速に進み介護保険料が不足するということなんて、最初からわかりきっていたはずです。
それなのに今になって「国の予算が足りないから」といって、介護予防を切り離し総合事業なんて作ったり、利用者負担率3割を作ったり、
政府の介護政策は、どれも後手後手になっているのが実情です。
そして、結局それって当時の政府の人たちの
事なかれ主義が
諸悪の根源なのではなかろうか?
と勘ぐってしまいます。
当時の政府は、とりあえず介護保険法を制定させたかった。
肝心の中身は二の次。
なによりも介護保険法の制定が最重要。
後々起こり得る高齢者の増加による諸問題については、見てみぬふり。
だって、そのころには彼らもう引退してるから。
おいしいところだけ持って行って
残った負の遺産は次の世代へバトンタッチ。
将来起こる問題を後の世代へ押しつけ、彼らの世代で対策することはせず、
そして彼らは無事定年を迎えていきましたとさ
というのが現実なのではないでしょうか。
そのツケを今、私たちの世代が背負わされています。
政治はそんなことの繰り返し。
きっと、私たちの世代も次の世代へ負の遺産をバトンタッチしていくことになるでしょう。
政治には期待できない。
自助、共助、公助ってありますけど、もう公助には期待できないのです…
政府を期待するだけ時間の無駄というものです。
個人でこの社会をどう乗り切るか
わたしたちにできることは、今の現状でいかにうまく立ち居振る舞えるように、力を蓄えることではないでしょうか。
政府を責めても仕方ありません。
政府に過度の期待を込めなければいい。
そういうものだって思って割り切ったほうが、前向きな姿勢でいられるかもしれませんね。