薄々は気づいていたんです。
でも、なんとなくごまかしてたんです。
30代も半ばになって、やっと自覚しました。
わたし、記憶力が悪いんです。
こんにちは。
生活相談員のtakuma(@takuma3104 )です。
とはいえ、生活相談員たるもの、パッと瞬時に記憶を引き出さなければならないことがあります。
たとえば
・利用者の顔と名前
・利用者家族の顔と名前
・利用者の家の場所
・ケアマネの顔と名前
このあたりは最低限記憶しておいて、反射的にパッと出るようにしておかなければ、生活相談員としての業務に支障が出てしまいます。
そんなときに役に立つのが、「エピソード記憶」に頼るという考え方です。
ただ単に利用者や家族の名前を暗記しようとしては、なかなか覚えられません。
ところが、このエピソード記憶を意識して活用することで覚えやすくなります。
エピソード記憶とは?
「いつ」「どこで」「誰と」「何をしたか」など、体験を通して何かを覚えたときの記憶を、エピソード記憶といいます。
「昨日友だちのAくんとスタバに行って、Aくんはダークモカチップフラペチーノを、わたしはアールグレイハニーホイップティーラテを飲んだ」
のような記憶です。
要は「思い出」ですね。
なぜエピソード記憶が大切か
エピソード記憶で覚えると何がいいかというと、ただ覚えようとするよりも記憶しやすくなるんです。
たとえば先ほどの例でいうと、「ダークモカチップフラペチーノ」や「アールグレイハニーホイップティーラテ」という言葉をただ覚えようとしてもなかなか難しいです。
しかし、「昨日」「スタバで」「友だちのAくんと」「一緒に飲んだ」という経験がセットになることで、「ダークモカチップフラペチーノ」や「アールグレイハニーホイップティーラテ」という言葉は、格段に覚えやすくなります。
思い出は記憶に残るのです。
これが、記憶を忘れにくくするためにエピソード記憶が大切である理由です。
エピソード記憶の活用方法
このエピソード記憶を生活相談員の業務に生かすためには、どうすればいいか?
簡単ですね。
思い出をたくさんつくればいいんです。
利用者、その家族、ケアマネと積極的に関わっていき、たくさん思い出を作っていくことが大切です。
送迎にもたくさん行きましょう。
たくさん経験して、思い出を作っていきましょう。
たくさんの経験を通して、思い出(=エピソード)が作られていきます。
そうすることで、相手の顔と名前がつながるようになります。
ポイントとなるのは、なるべく感情を動かすということです。
思い出には感情が含まれます。
ただ漫然と関わるのではなくきちんと相手と向き合っていくことで、おのずと感情は動くはずです。
感情が動けば、そのぶん記憶に定着しやすくなります。
そうすることで、必然的に相手の顔や名前を覚えることができます。
ぜひあなたもエピソード記憶を活用してみてくださいね。