生活相談員にとって、面接とはいわば戦場です。
わたし自身、生活相談員の仕事の中で面接がいちばん力が入ります。
面接に入るときって、自分の背中にあるスイッチが「バチィィイン!」と入るような感覚があります。
なんか戦闘モードになる感じがしますね。
ここでは、そんな生活相談員の面接場面において、やってはいけないことを3つご紹介します。
3つとも重要なことなんですが、つい無意識にやってしまいがちのものなので、ぜひ自己点検してみてください。
takuma
生活相談員(社会福祉士・介護支援専門員)。
デイサービスとショートステイの「生活相談員」という仕事を10年以上続けています。
このサイト「生活相談員ラボ」では、「現役の強みを生かした、現場感覚のある情報発信」をコンセプトに、生活相談員をはじめたばかりの人やこれから生活相談員になる人の役に立つ記事を書いています。
詳しい自己紹介はこちら。
生活相談員が面接のときにやってはいけないことは、次の3つです。
① 腕組みをする
② 雑談せず本題に入る
③ 笑顔を見せない
腕組みをする
まず気をつけたいのは、面接時に腕組みをしないということです。
「なんで腕を組んじゃいけないの?」って思うかもしれません。
実は、腕組みをすることで、相手にけっこうなマイナスイメージを与えてしまうんです。
というのも、わたしたちって緊張したり話が続かないときに、ついつい腕を組んでしまうもの。
腕を組むという動作の裏には、相手への警戒心や拒絶といった心理が隠されているんです。
つまり、面接時に腕を組むことで、相手は「警戒されている」「拒絶されている」といったメッセージを受け取ってしまいます。
これでは、相手も話しにくくなってしまい、効果的な面接を行うことができなくなります。
たかが腕組み、されど腕組です。
無意識にやっているものなので、一度自分のしぐさを確認してみるといいかもしれませんね。
雑談をせず本題に入る
「雑談をせずに、最初から本題に入る」
わかってはいるのですが、実はわたしもこれ、よくやってしまうんです。
仕事が忙しくて予定が詰まっていると、早く本題に入って話をすすめたいとついつい思ってしまうんですよね。
ですが、面接とくに初回面接において、雑談をせずに淡々と話をすすめていくことは避けたほうがよいです。
雑談は大切なんです。
なぜかというと、雑談でお互いの「気持ち」をやり取りしておくことで、相手と仲良くなることができるからです。
相手と仲良くなりよい関係性ができれば、相手はあなたのファンになってくれます。
ファンになってもらえば、生活相談員の仕事は格段にやりやすくなるんです。
【生活相談員】初回面接では情報収集より仲良くなることが重要!
面接時の雑談は、相手との信頼関係を築く第一歩です。
信頼してもらえることで、相手はあなたに本音を打ち明けてくれます。
面倒くさがらずに、雑談してみましょう。
雑談力を高めるならこの一冊。
笑顔を見せない
笑顔は生活相談員の最大の武器です。
口下手で話が得意でなくても、笑顔でいればなんとかなります(笑)
あなたは笑顔でいる人と不貞腐れた顔をしている人、どちらに話を聞いてほしいですか?
もちろん笑顔でいる人ですよね。
笑顔でいることで、その場の空気を明るくします。
話をしやすい雰囲気をつくるため、面接のときに生活相談員は笑顔を意識するべきです。
とはいえ、面接場面でいきなり笑顔になれと言われても、それは無理な話ですよね。
面接で笑顔になれるためには、やはり普段から笑顔でいることです。
笑顔でいることを習慣にしましょう。
…と、意識しているのですが、実際のところ、わたしはできていないです。
頭ではわかっているのですがね。
気がつくと口角が下がっています。
とくに、最近はコロナの影響でマスクの着用が基本になったこともあり、笑顔さぼりがちです。
笑顔を表情のスタンダードにしたいものですね。