生活相談員をやっていると、知らず知らずのうちに身につくスキルがあります。
この記事では、そんな「生活相談員をやっているだけで自然と身につくスキル」を3つご紹介したいと思います。
takuma(@takuma3104 )
生活相談員(社会福祉士・介護支援専門員)。
デイサービスとショートステイの「生活相談員」という仕事を10年以上続けています。
このサイト「生活相談員ラボ」では、「現役の強みを生かした、現場感覚のある情報発信」をコンセプトに、生活相談員をはじめたばかりの人やこれから生活相談員になる人の役に立つ記事を書いています。
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生活相談員をやっていると、この3つのスキルが自然と身につきます。
① コミュニケーション力
② 介護業界の知識
③ イレギュラー処理能力
ひとつずつ解説していきます。
コミュニケーション力が身につく
生活相談員のコミュニケーション力は、介護職員のそれと比べてちょっと違いがあります。
介護職員のコミュニケーション力は、主に対利用者や対職員が中心となります。
しかしながら、生活相談員はそれに加えて、ケアマネジャーや利用者の家族、他事業所の職員や地域の人など多岐にわたり、コミュニケーションの範囲が広がります。
このような状況に身を置けば、嫌でも幅広いコミュニケーション力が身につきます。
実はわたしは内向的で、コミュニケーションには不向きなタイプです。
ですが、苦手でもやらざるを得ない状況にいることで、自分でも気づかないうちにコミュニケーション力身についてきたように思います。
生活相談員の業務は、常に誰かとのコミュニケーションといってよいです。
コミュニケーションをせざるを得ない環境に身を置くことで、結果的にコミュニケーション力が身につくはずです。
介護業界に詳しくなる
スキルというよりは知識といったほうがいいかもしれませんが、生活相談員をしていることで介護業界全般に詳しくなれます。
生活相談員として仕事をするためには、介護保険制度を学ぶ必要があります。
介護報酬改定があったときは、いちはやく制度を読み込んで利用者やケアマネへ説明できるようにならなければなりません。
また、新型コロナウイルスの影響で厚労省からの通知が頻出されたりと、世の中の動きにも敏感になっておかなければ仕事を回せません。
介護業界が今どんな状況に置かれているのか、新聞やネットだけではわからない介護業界のリアルな動きを、生活相談員は働きながら感じることができます。
知らず知らずのうちに、介護業界に詳しくなることができます。
イレギュラーに強くなる
生活相談員の業務のひとつに、クレーム処理があります。
クレームはいつ何時起こるかわかりません。
また、サービス利用中に転倒事故などが起きた場合、生活相談員はその対応をしなければなりません。
利用者がいつ急変するかもわかりません。
その際、生活相談員は臨機応変な判断が求められます。
生活相談員は普段は縁の下の力持ち的な業務を行っていますが、何かイレギュラーが起きたときは、素早く判断して対応する必要があります。
ですから、生活相談員はイレギュラーなことへの対応力が求められます。
はじめのうちは、どうしていいかわからずに戸惑うこともあります。
ですが、数を重ねることで慣れてきます。
ちょっとやそっとのことでは動じなくなるんですね。
そして、イレギュラーなことが起きてもすばやく情報を整理して、冷静に物事を判断する習慣を身につけることができます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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