生活相談員研究室

【生活相談員】デイサービス・ショートステイ新規利用までの流れ

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こんにちは

生活相談員のtakuma@takuma3104 です。

今回は、実際にうちのデイサービス・ショートステイで行われている、サービス新規利用までの流れをまとめてみました。

① ケアマネからの依頼

(1)ケアマネから新規利用の相談を受ける

ケアマネから「新規で利用したい方がいる」という旨の相談を受けます。

ケアマネからでなく直接本人・家族から利用の依頼があった場合は、担当のケアマネに報告の上進めます。

 

(2)本人の状態、希望の利用日、自宅の場所など情報収集

医療行為や送迎距離などによっては、サービスの利用が難しい場合があります。

確認し、対応不可の場合はその旨を説明します。

 

(3)本人面談の日程を調整する

うちの場合、相談員もシフトで勤務しているので、相談員専用のカレンダーで相談員全員の予定が把握できるようにしています。

面談の日程が決まったら、そのカレンダーに予定を記入しておきます。

 

面談後は相談員が面接調査票を作成し、施設内の稟議を経て利用の可否を決定します。

 

② 本人面談

・事前準備物 … パンフレット、料金表、ちらし、未記入の面接調査票、地図

可能であれば事前にケアマネからフェイスシートをもらい、情報を確認しておきます。

ケアマネからのフェイスシートは重要ですが、ケアマネの視点での情報です。

自分の目で見て耳で聞いて、相談員の視点で面談し確認する必要があります。

ですので、フェイスシートの情報は鵜呑みにしないようにしています。

 

③ 面接調査表作成

面談の情報を元に、所定の書式に落とし込みます。

相談員リーダーへ報告、確認をしてもらいます。

相談員リーダーは施設長へ報告、確認をしてもらい、利用の可否を判断します。

利用が不可と判断された場合は、速やかにケアマネへ報告します。

 

デイサービス・ショートステイリーダー、他相談員へ報告、確認をしてもらいます。

担当ケアマネへ報告し、担当者会議、契約日を決めます。

個人ファイルを作成します。

 

④ 担当者会議・契約

・事前準備物 … 契約書2部、緊急連絡先記入用紙、持ち物案内、料金表、連絡帳、連絡袋

重要事項の説明、契約をします。

初回利用日、利用回数等を決めます。

ケアプランを確認します。

各部署へ新規利用の申し送りをします。

食事箋を厨房へ提出します。

会議録の作成をします。

『ワイズマン』へ利用者情報を入力します。

 

⑤ 個別援助計画書作成

ケアプランと面接調査表を元に、所定の書式で作成します。

初回利用日までに作成します。

初回利用前に、本人・家族へ確認、書名、捺印をしてもらいます。

一部は本人・家族へお渡しし、もう一部は個人ファイルに綴ります。

 

⑥ 新規利用開始

どの利用者と話が合いそうか、どのあたりの席にするか、準備しておくことはないか、医療面での対応が必要かなど、デイサービス・ショートステイ・看護職員と事前に話し合っておきます。

当日の朝礼で、利用者情報、配慮すべき点、利用に至る背景など、重要なポイントを申し送りします。

初回利用時の送迎は、相談員が行います。

(本人と面識があり、その時点で本人のことを一番把握しているため。)

利用中の様子に気を配り、快適に利用していただくために必要な対応を考え、実行します。

 

⑦ 利用状況報告

初回利用時の食事、トイレ、入浴、体操・レクリエーション、歩行の様子、夜間の様子、他者との関わりなどを把握し、所定の書式に入力します。

デイサービス・ショートステイで撮影した写真からよいものを選び、所定の書式に添付します。

家族用、ケアマネ用を作成します。

(コピーを個別ファイルへ綴る。)

(作成が可能なら)帰りの送迎時にご家族様にお渡しします。

お送りした際に、ご利用の様子をご家族様へ口頭で説明します。

ケアマネへ連絡し、ご利用の様子を伝えます。

後日、初回利用報告書を持参して報告します。

 

 

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