今回は福祉とお金についての話です。
まず結論から先に言います。
ここで私が伝えたいことは
福祉職は価値をきちんと換金せよ!!
ということです。
「価値を作りだす」のが「仕事」
あなたにとって仕事とは何でしょう?
単にお金を儲けることでしょうか?
生きていくために必要なものでしょうか?
どれも正解だと思います。
わたしはというと
仕事 = 価値を作りだすこと
だと思っています。
人はそれぞれ、仕事を通して他者に価値を提供しています。
そして提供した価値に対して、お金という形で対価を得ています。
資本主義の中において、価値はお金という形で可視化されます。
しかし、世の中には
「絶対的な価値」
というものが存在します。
そしてその絶対的価値の中には、資本主義の中だとお金になりにくいけど、確かに価値として存在しているもの、というものがあります。
資本主義に代わる新たな考え方「価値主義」について、この『お金2.0』という本でとてもわかりやすく解説してくれています。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
お金に対しての考え方が変わります!
話を戻しまして、
要は
仕事は価値を生み出すものである
そして
お金という価値以外にも絶対的価値というものが存在する
ということをまずお伝えしたいと思います。
なぜ福祉の仕事は収入が低いのか
パチンコ屋さんの話をします。
AさんとBさんがそれぞれ別のパチンコ屋へ行きました。
ふたりとも元手1000円を使って、1時間で10000玉稼ぎました。
稼いだ10000玉を、お金に換金するとします。
しかし、玉の換金率はお店によって差があります。
Aさんが入ったパチンコ店は1玉1円換算のお店なので、10000円で換金できます。
しかし、Bさんが入ったパチンコ店は1玉0.8円換算のお店だったので、8000円にしかなりませんでした。
何を言いたいかというと、
同じ人間が同じ労力を使って与えた価値の量が同等であっても、身を置いている業種によって金銭的リターンに違いがあるということです。
AさんとBさんは共に同じ1000円というお金を使って、同じ1時間という時間を使って、パチンコの玉10000玉という価値を作りました。
しかし、パチンコ店の違いによって、同じ価値を提供したにもかかわらず報酬に差が出てしまったということです。
ここでいう「パチンコ店」が、業種にあたります。
そして、特に
福祉の仕事は他業種と比べて換金率(金銭的リターン)が低い
ように思います。
(この理由については、また別の記事で書きたいと思います)
福祉業界自体がお金を生みにくい構図になっているため、われわれ福祉業界で働く人たちは与えた価値に対して収入が低いのです。
われわれは利用者やその家族から、
「ありがとう」
という言葉をたくさんいただきます。
ときには
「お礼」
という形で、正規の対価の他に「いただきもの」を頂戴することがあります。
これは、出玉10000玉という元々の価値に対して、本来であれば10000円の対価が必要なところ、8000円の対価で済んでいるため、その差を埋め合わせるための行為である、と考えることができるかもしれません。
換金率の高い場所を見つけよう
福祉職も他の業種と同様に、多くの価値を作りだしています。
ただ、作りだした価値をお金に換金できていないというだけなのです。
“「価値」を「作りだす」のが仕事”の項で書いたように、
資本主義における価値と絶対的な価値にはズレがあるため、お金にならない価値が存在するわけです。
福祉業界は、この“お金にならない価値”を生み出しやすい業界であるといえます。
そのため換金率が悪い…
しかしテクノロジーが発達した今の日本において、福祉職が福祉業界一本でお金を稼がなければならないといった理由はありません。
われわれ福祉職が、働いて得た知識・技術を他の換金率の高い場所に持って行き換金することができれば、その内在した価値をマネタイズすることができるのではないかと思っています。
インターネットやSNSなどの技術を活用することで、福祉職の価値を高値で換金できることも可能なのではないでしょうか。
最後に~あくまでも仮説の話です
以上はあくまでも仮説であり、ひとつの考え方です。
今この時点で私が考えていることをブログに残してみました。
この仮説が実証できるかどうか、やってみなければわかりません。
ですので、こんな中年のおっさんですが、これからもこのブログやSNSなどを駆使して検証していきたいと思います。
わたし自身この考え方が全てではないとも思っていますし、これからも自分自身の考え方をアップデートしていきたいと思っています。
こんなことも随時ブログで書いていけたらと思ってます。