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2018年時点での日本の65歳以上の高齢者数は、およそ3557万人です。
そのうち、要介護(支援)認定を受けている人数って、どれくらいだと思いますか?
およそ654万人だそうです。
つまり、高齢者全体のおよそ18%が要介護認定を受けている
ということです。
この数字、多いと感じますか?
それとも、少ないと感じますか?
高齢者の18%も、要介護認定を受けていると思うか。
高齢者の18%しか、要介護認定を受けていないと思うか。
ちなみに年代別に見ると
65~69歳でおよそ2%
70~74歳でおよそ5%
75~79歳でおよそ14%
80~84歳でおよそ30%
85~89歳でおよそ50%
90歳以上でおよそ73%
となります。
85~89歳でも、半分の人は元気なんですよね。
わたしは、この数字を見て
思ったよりも少ない!
と感じました。
おそらく、介護の仕事に携わっている人は、この数字を見て、
少ない!
と感じる人が多いのではないでしょうか。
介護業界以外の人からしたら妥当な数字なのかもしれないですが、介護業界にいると、少なく感じるのではないでしょうか?
そう錯覚するのは、
きっと、要介護(支援)認定を受けていない高齢者と関わる機会より、
要介護(支援)認定を受けている高齢者と関わる機会のほうが多いからだと思います。
わたしたちの仕事は、要介護(支援)認定を受けている高齢者との関わりが日常であり、
それが私たちの認識すら変えてしまいます。
ですが、実際には高齢者の82%は要介護認定を受けていないんですよね。
介護施設で働いていると、特に入所系のサービスでは、介護施設という閉鎖的な環境の中でどうしても視野が狭くなりがちです。
たまには自分の働く業界を俯瞰で見ることも必要ですね。